総合文学ウェブ情報誌 文学金魚

私達の故郷は日本語です。金魚屋プレス日本版は、日本語で書かれるあらゆる文学の方向を見極め、私達の精神の行く末を照らす光りを見出そうとするものです。 金魚屋プレス日本版はその光りのすべてを広義の文学と呼びます。

金魚屋プレス日本版代表 齋藤都

アート
No.052 リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展

No.052 リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展

於・Bunkamura ザ・ミュージアム 会期=2015/12/22~2016/03/06 入館料=1500円(一般) カタログ=2300円      日本語ではラファエル前派の名称で定着しているが、 […]
第041回 インドネシアのワヤン(後半)

第041回 インドネシアのワヤン(後半)

     ワヤンの物語の多くは『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』を元にしている。古代インドの二大叙事詩で原典はサンスクリット語である。『ラーマーヤナ』は七編構成で、三十二音節の対句(シュローカ)が二 […]
第041回 インドネシアのワヤン(前半)

第041回 インドネシアのワヤン(前半)

     骨董は辞書的な定義では「美術的価値や希少性の高い古物」と「今では役に立たなくなった古物」の二つの意味がある。テレビの『なんでも鑑定団』などを見ていてもそれは納得できるだろう。古ぼけて小汚い軸 […]
No.051 逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし

No.051 逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし

於・サントリー美術館 会期=2015/10/10~11/29 入館料=1300円(一般) カタログ=2500円      久隅守景(くすみもりかげ)は以前からまとめて作品を見たいと思っていた絵師である […]
No.050 高松次郎 ミステリーズ

No.050 高松次郎 ミステリーズ

於・東京国立近代美術館 会期=2014/12/02~2015/03/01 入館料=900円(一般) カタログ=2000円      おお、なんと高松次郎展!と思って竹橋の国立近代美術館まで出かけていっ […]
No.049 菱田春草

No.049 菱田春草

於・東京国立近代美術館 会期=2014/09/23~11/03 入館料=1400円(一般) カタログ=2400円      菱田春草(ひしだしゅんそう)は明治七年(一八七四年)に長野県伊那郡飯田(現・ […]
No.048 没後180年 田能村竹田展

No.048 没後180年 田能村竹田展

於・出光美術館 会期=2015/06/20~08/02 入館料=1000円(一般) カタログ=2000円      田能村竹田(たのむらちくでん)は豊後国(現・大分県)に生まれた南画家(文人画家)であ […]
No.047 特別展 台北國立故宮博物院 神品至宝

No.047 特別展 台北國立故宮博物院 神品至宝

於・東京国立博物館 会期=2014/06/24~09/15 入館料=1600円(一般) カタログ=2500円      以前、中国故宮博物館所蔵の名品展『北京故宮博物院200選』について書いたが、今回 […]
No.046 速水御舟とその周辺 大正期日本画の俊英たち

No.046 速水御舟とその周辺 大正期日本画の俊英たち

於・世田谷美術館 会期=2015/05/02~07/05 入館料=1200円(一般) カタログ=2200円      速水御舟は明治二十七年(一八九四年)に東京浅草で生まれ、昭和十年(一九三五年)に満 […]
No.045 日本国宝展

No.045 日本国宝展

於・東京国立博物館 会期=2014/10/15~12/07 入館料=1600円(一般) カタログ=2600円      図録で学芸員の伊藤信二さんが書いておられるが、東京国立博物館はこれまでに三回「日 […]
第040回 御道具(後半)

第040回 御道具(後半)

     茶道は書道になぞらえて、真(しん)・行(ぎょう)・草(そう)の三つの様式に分けて語られることが多い。茶室で言えば真は書院、草は草庵である。御道具では真は東山御物に代表される唐物、草は和物で、 […]
第40回 御道具(前半)

第40回 御道具(前半)

     茶道の世界ではお茶席で使う棗や茶杓、茶碗などを「御道具」と呼ぶ。値段を言えば高価な物から安物まであるわけだが、基本はお茶を楽しむための道具という位置づけである。また現在では宗家がオーソライズ […]
第039回 ロベール・クートラスのクリスマス・オーナメント(後編)

第039回 ロベール・クートラスのクリスマス・オーナメント(後編)

     彼が生まれたヴァレット通りに近くて、最後の夜を過ごしたSのアパートのすぐそばにあるサンテチエンヌ・デュ・モン教会を、彼はとっても好きだった。あそこには優しい聖ヴィンセンシオの肖像(フィリップ […]
第039回 ロベール・クートラスのクリスマス・オーナメント(前編)

第039回 ロベール・クートラスのクリスマス・オーナメント(前編)

     文学金魚編集人の石川良策さんから「今年もクリスマス骨董について書いてくださいませぇ」というメールが来た。石川さんは意外とイベント好きなようだ。「なぜお正月じゃなくてクリスマスなんですか?」と […]
第038回 年紀の入ったアイヌ盆(後編)

第038回 年紀の入ったアイヌ盆(後編)

子持盆 森銀之丞旧蔵とは違う作品。製作年代は不明。      意外に思われるかもしれないが、アイヌの民具類は世界中の美術館や民族博物館にまとまった量が所蔵されている。代表的なものをいくつか挙げると、ロ […]
第038回 年紀の入ったアイヌ盆(前編)

第038回 年紀の入ったアイヌ盆(前編)

     僕がアイヌに興味を持ったのは、親しくしている骨董屋さんがアイヌを始め、ウイルタ、ニブフなどの北方少数民族の民具を大量に買いつけてきたからだった(もう売ってしまったようですが)。それまで北方少 […]
第037回 渥美壺(後編)

第037回 渥美壺(後編)

     北海道を北にした通常の日本地図で見ると、愛知県にはクワガタの歯のような二つの半島がある。向かって右側が渥美半島でここで渥美焼が作られた。左側が知多半島で常滑焼の産地である。渥美、知多半島に行 […]
第037回 渥美壺(前編)

第037回 渥美壺(前編)

     人間は〝眼の記憶〟を持っていると思う。この能力は文字などを覚える記憶より鮮烈で強いものだろう。子供時代の風景や生活の一コマをいつまでも覚えていることなどが典型的だが、美術でも眼の記憶はある。 […]
No.044 生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村(後編)

No.044 生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村(後編)

『己(おの)が身の』自画賛 与謝蕪村、円山応挙合筆 紙本墨画 一幅 江戸時代 18世紀 縦19・6×横26・8センチ      『己(おの)が身の』は応挙が犬の絵を描き、蕪村が句賛を添えた作品である。 […]
No.044 生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村(前編)

No.044 生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村(前編)

於・サントリー美術館 会期=2015/03/18~05/10(その後MIHO MUSEUMに巡回) 入館料=1300円(一般) カタログ=3100円      展覧会場に入ってびっくりした。大変失礼な […]
No.043 フェルディナント・ホドラー展

No.043 フェルディナント・ホドラー展

於・国立西洋美術館 会期=2014/10/07~2015/01/12 入館料=1600円(一般) カタログ=2400円      絵や音楽は人間の感性に訴えかける芸術であり、はっきり好みが分かれること […]
第036回 浄法寺塗(後編)

第036回 浄法寺塗(後編)

     盛岡に行くといつも訪ねる友人がいて、観光スポットやおいしいお店などに連れて行ってくれる。盛岡はとても美しい町だ。市内を北上川が流れ、その支流である中津川、雫石川の三本の川が盛岡商工会議所のあ […]
第036回 浄法寺塗(前編)

第036回 浄法寺塗(前編)

     以前、鎌倉出土の漆器椀残闕、李朝のお膳と漆器について二回書いたが、今回は東北ならではの漆器を取り上げたい。浄法寺塗(じょうほうじぬり)である。浄法寺は岩手県北部の、今の浄法寺町あたりで作られ […]
No.042 特別展 鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝

No.042 特別展 鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝

於・東京国立博物館 会期=2015/04/28~06/07 入館料=1600円(一般) カタログ=2700円      京都国立博物館で開催されていた『鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝』展が東京に巡回して […]
No.041 ブリヂストン美術館 ベスト・オブ・ザ・ベスト展

No.041 ブリヂストン美術館 ベスト・オブ・ザ・ベスト展

於・ブリヂストン美術館 会期=2015/01/31~05/17 入館料=800円(一般)      ブリヂストン美術館は東京駅八重洲口から歩いて五分ほどの、ブリヂストン本社ビル内にある。公益法人石橋財 […]
No.040 着想のマエストロ 乾山見参!

No.040 着想のマエストロ 乾山見参!

於・サントリー美術館館 会期=2015/05/27~07/20 入館料=1300円(一般) カタログ=2400円      尾形乾山(けんざん)は江戸初期から中期まで活躍した陶工である。「乾山ねぇ、う […]
第035回 スペインの陶器(後編)

第035回 スペインの陶器(後編)

白地多彩草花文タイル スペイン セヴィリア地方 クエンカ技法 十六世紀初頭 縦9×横9センチ(著者蔵)      図版掲載したのはレコンキスタ間もないスペインのセヴィリア地方で盛んに作られたタイルであ […]
第035回 スペインの陶器(前編)

第035回 スペインの陶器(前編)

日本で水指として伝世したスペインのアルバレロ型の壺(著者蔵)      僕は異文化同士が衝突した際に生まれる美術品が好きだ。もちろんどんな国や民族、宗教共同体も、様々な異文化との衝突や交流によって現在 […]
No.012 往生から見た世界―荒木経惟写真展

No.012 往生から見た世界―荒木経惟写真展

Nobuyoshi Araki, installation view at Taka Ishii Gallery Photography / Film, May 25 – Jun 20, 2015 Photo: Kenj […]
No.011 【荒木経惟論】この世の花たち(後編)

No.011 【荒木経惟論】この世の花たち(後編)

(荒木経惟写真全集1『顔』(平成8年[1996年]平凡社刊)より)      表参道ヒルズで開かれた「男-アラーキーの裸ノ顔展-」にまつわる場で、荒木は「ありのままなんていうことはないんだ」と、繰り返 […]
No.010 【荒木経惟論】この世の花たち(前編)

No.010 【荒木経惟論】この世の花たち(前編)

(荒木経惟写真全集17『花淫』(平成9年[1997年]平凡社刊)より)      昔から、写真については腑に落ちないことがあった。それはジャンル分け、すなわち写真の分類である。風景、人物、静物などと分 […]
No.009 アラーキーとカンチェラーラ

No.009 アラーキーとカンチェラーラ

『写狂老人日記 嘘』(平成二十六年[二〇一四年])より      アラーキーについて何か書いてくれと言われた。  無理だ、と僕は思った。  僕はアラーキーについて何も知らない。  写真を撮るおじさん、 […]
第034回 ロベール・クートラス賛(後編)

第034回 ロベール・クートラス賛(後編)

『風景画』(油絵だが制作年代と大きさは不明)   『ブルターニュの老女』 一九六七年 油彩 縦一一五・五×横八一センチ 2点とも『クートラスの思い出』(岸真理子・モリア著 発行所/株式会社リトルモア 2011年 […]
第034回 ロベール・クートラス賛(前編)

第034回 ロベール・クートラス賛(前編)

『無題』 一九八一年 グァッシュ・紙 縦四〇×横三〇センチ 『ロベール・クートラス作品集 僕のご先祖様』(発行所/エクリ 企画/岸真理子・モリア+エクリ 2015年2月8日刊行)より      美術家 […]
第033回 【祝!北陸新幹線開通】南桂子賛(後編)

第033回 【祝!北陸新幹線開通】南桂子賛(後編)

『さくらんぼの木』 エッチング、紙 縦三九・四×横二八・三センチ 昭和三十七年(一九六二年)   『異国の鳥』 エッチング、ソフトグランドエッチング、紙 縦三四×横二八・四センチ 昭和四十五年(一九七〇年) & […]
第033回 【祝!北陸新幹線開通】南桂子賛(前編)

第033回 【祝!北陸新幹線開通】南桂子賛(前編)

『2人の少女と風せん』 エッチング、紙 縦三五・五×横二八・九センチ 昭和四十九年(一九七四年)      僕は富山県富山市出身だが、今年の三月十四日に北陸新幹線が開通して、東京-富山間が最短で二時間 […]
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