花野わが棒ひと振りの鬼割らる 安井さんの処女…
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蓼をゆく秘密身ならヴァイオリン 『蓼をゆく』…
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鶸湧くや異木ふたつの十文字 この句もまた難解…
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万緑や総身も輪の積み上げぞ 『安井浩司「俳句…
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稲の世を巨人は三歩で踏み越える この句を読む…
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虻高し山は海から来るものを からし菜の花を天地は…
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月光や漂う宇宙母(ぼ)あおむけに 天類…
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漆山まれに降りくるわれならん 藤の実に少しみえたるけ…
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きみゆけば遠く空なる芭蕉かも …
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夕空より水落ちきれずに法華妻 これは今回発表…
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御灯明ここに小川の始まれり この連載は、…
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キセル火の中止(エポケ)を図れる旅人よ …
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天蓋は吊り上げられて早稲の花 『安井浩司『俳…
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紅の花ふと大正午が坐りおる 『安井浩司『俳…
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睡蓮やふと日月は食しあう 睡蓮や内なる人のみ戸を開く…
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死鼠を常(とこ)のまひるへ抛りけり &nbs…
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神曲やかの跳ね鱒は突かれずに 『安井浩司…
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肩の辺まで天路をくだる烏蛇 夏垣に垂れる系図も蛇のま…
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万物は去りゆけどまた青物屋 たまに美術館…
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旅人へ告ぐたんすにスルメの頭(かしら) …