総合文学ウェブ情報誌 文学金魚

私達の故郷は日本語です。金魚屋プレス日本版は、日本語で書かれるあらゆる文学の方向を見極め、私達の精神の行く末を照らす光りを見出そうとするものです。 金魚屋プレス日本版はその光りのすべてを広義の文学と呼びます。

金魚屋プレス日本版代表 齋藤都

句誌
句誌について

句誌について

     俳句の世界は結社が基本である。結社主宰者――昔ながらの言い方をすると俳句宗匠がいて、その下にピラミッド型に弟子たちがいる。結社は結社誌を持つのが普通なので、その編集人などが高弟ということにな […]
No.060 月刊俳句界 2016年06月号

No.060 月刊俳句界 2016年06月号

     六月号では『小説が描いた時代、俳句が描いた時代』の特集が組まれている。編集部のリードに「文学は実に時代の影響を受けやすい。(中略)その時代を代表する小説と俳句を並べてみると、その時代を生きた […]
No.059 月刊俳句界 2016年05月号

No.059 月刊俳句界 2016年05月号

     俳句界はずっと俳句とカラー写真を組み合わせたページを掲載しているが、五月号では本格的に「フォト俳句を楽しむ」という特集が組まれている。中でも写真家の浅井愼平氏のインタビューが面白かった。浅井 […]
No.058 月刊俳句界 2016年05月号

No.058 月刊俳句界 2016年05月号

     春で四月号ということもあって、『桜に魅せられた俳人、歌人』という特集が組まれている。編集部のリード文には「日本の詩歌と世界の詩歌との大きな違いは何か? それは日本には〝桜の詩人〟が多いことで […]
No.057 月刊俳句界 2016年03月号

No.057 月刊俳句界 2016年03月号

     『魅惑の俳人』で久保田万太郎の特集が組まれている。万太郎は明治二十二年(一八八九年)東京雷門生まれで、昭和三十八年(一九六三年)に満七十四歳(万太郎の意識では数え年の七十五歳だったろう)で没 […]
No.056 月刊俳句界 2016年02月号

No.056 月刊俳句界 2016年02月号

     誰でも気になる俳人はいるもので、雑誌などで茨木和生さんの俳句が掲載されていると読むようにしている。茨木さんは昭和十四年(一九三九年)生まれで大阪市立大学文学部を卒業後、古文の先生を長く勤めら […]
No.055 月刊俳句界 2016年01月号

No.055 月刊俳句界 2016年01月号

     新年号では飯田蛇笏(だこつ)と龍太親子の大特集が組まれている。龍太のご子息で、山梨で蛇笏・龍太が暮らした江戸末期築の居宅・山廬(さんろ)に今も住み、その維持管理に当たっておられる飯田秀實氏が […]
No.054 月刊俳句界 2015年12月号

No.054 月刊俳句界 2015年12月号

     十二月号では文学の森代表取締役で「俳句界」編集発行人兼総務の姜祺東(カン キドン)氏と、「俳句α(アルファ)」編集長で「炎環」主宰の石寒太(いし かんた)さんが、「結社の未来、総合誌の未来」 […]
No.053 月刊俳句界 2015年11月号

No.053 月刊俳句界 2015年11月号

     「月刊俳句界」十一月号の魅惑の俳人は桂信子である。桂信子のお弟子さんで「草樹」会員代表の宇多喜代子氏は、「それまで私は石井露月を師と仰ぐところでやっていたので、桂先生のモダンな俳句にびっくり […]
No.052 月刊俳句界 2015年10月号

No.052 月刊俳句界 2015年10月号

     「月刊俳句界」十月号の特集は「小説を味わう 俳句を味わう」で、太宰治『桜桃』、夢野久作『きのこ会議』、小泉八雲『停車場にて』の三本の小説が再録されている。小説の最後には「桜桃忌」、「茸」、「 […]
No.051 月刊俳句界 2015年09月号

No.051 月刊俳句界 2015年09月号

     「俳句界」九月号の「魅惑の俳人」は本宮哲郎である。昭和五年(一九三〇年)新潟県小池村(現・燕市)に生まれ、平成二十五年(二〇一三年)に八十三歳で没した。俳歴は長く、十八歳の時に結社誌「雲母」 […]
No.050 月刊俳句界 2015年08月号

No.050 月刊俳句界 2015年08月号

     「月刊俳句界」八月号の特集は「漱石と龍之介~文人俳句の頂点」である。俳句はちょっと奇妙な世界で、多くの宗匠たちは自らの結社に一人でも多くの人間(門弟・結社員)を集めたいためか、〝俳句は誰にで […]
No.049 月刊俳句界 2015年07月号

No.049 月刊俳句界 2015年07月号

     「月刊俳句界」七月号の特集は「俳句再入門~実はわかっていない俳句のこと」である。編集部の特集前書きには「知人に誘われたから、あるいは、カルチャーに通いはじめて、俳句を始めた人は多い。初学の頃 […]
No.048 月刊俳句界 2015年06月号

No.048 月刊俳句界 2015年06月号

     今月号には「特集 一目でわかる!芭蕉一門とその後」が組まれている。前回句誌には散文が多い、あるいは句誌では作者や作品を紹介し、顕彰する散文が目立つという意味のことを書いた。もしかするとそれも […]
No.047 月刊俳句界 2015年05月号

No.047 月刊俳句界 2015年05月号

     「月刊俳句界」に限らないが、他の俳句商業誌を読んでも結社・同人誌を読んでいても、句誌は散文が多いなと思う。昭和三十、四十年代頃は雑誌の数も少なく活版印刷費用も高かったから、特に結社誌などには […]
No.046 月刊俳句界 2015年04月号

No.046 月刊俳句界 2015年04月号

     「月刊俳句界」四月号では磯貝碧蹄館(へきていかん)の特集が組まれていて、これが面白かった。碧蹄館は大正十三年(一九二四年)に東京巣鴨で生まれた。晩年まで巣鴨で暮らしたようだ。平成二十五年(二 […]
No.045 月刊俳句界 2015年03月号

No.045 月刊俳句界 2015年03月号

     「月刊俳句界」三月号の特集は「映画人の俳句~小津安二郎から渥美清、夏目雅子まで」である。小説文芸誌の特集がおざなりなのは業界の常識である。特集は二月号と三月号が違う雑誌であることの符帳のよう […]
No.044 月刊俳句界 2015年02月号

No.044 月刊俳句界 2015年02月号

     「月刊俳句界」二月号では「特集 社会と俳句」という面白い特集が組まれている。編集部の特集レジュメには「俳句は他の文芸と較べ、社会性との関わりが弱いと言われてきた。しかし、俳句が志の詩や生活の […]
No.043 月刊俳句界 2015年01月号

No.043 月刊俳句界 2015年01月号

     またちょっと時評をさぼっていたら、雑誌が溜まってしまった。「月刊俳句界」最新号から再開してもいいのだが、当初からの文学金魚編集部の詩誌時評へのリクエストは、「短歌や俳句や自由詩について考える […]
No.042 月刊俳句界 2014年12月号

No.042 月刊俳句界 2014年12月号

     「月刊俳句界」12月号では「選は創作なり~〝選句力〟を鍛える」という小特集が組まれている。前号の特集「あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか?」と同様に、俳句初心者向けの啓蒙特集である。商業誌も […]
No.041 月刊俳句界 2014年11月号

No.041 月刊俳句界 2014年11月号

     今月号の「月刊俳句界」の特集は「あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか?」である。おお、なんと名作を詠むための秘儀が明かされているのかと期待したが、もちろんそうではなかった。編集部の説明には「投 […]
No.040 月刊俳句界 2014年10月号

No.040 月刊俳句界 2014年10月号

     「月刊俳句界」十月号では「結社の多様化」という特集が組まれている。と言っても小特集で、原稿を寄せておられるのは行方克巳(結社誌「知音」)、高橋信之(「花冠」)、永嶺千晶(「晶」)、川口襄(「 […]
No.039 月刊俳句界 2014年09月号

No.039 月刊俳句界 2014年09月号

     「月刊俳句界」今月号の特集は「再検証 大正俳句の格調」である。編集部の文章には「俳句の格調は大正時代において、その絶頂を見ることが出来る。虚子、蛇笏、石鼎、花蓑などの花鳥諷詠派はもちろん、論 […]
No.038 月刊俳句界 2014年08月号

No.038 月刊俳句界 2014年08月号

     「月刊俳句界」今月号には、俳人なら恐らく誰もが気になるだろう特集が二つ組まれている。一つ目は「特集 命の重み 〝絶句〟を読む」である。〝絶句〟は俳人が人生最後に詠んだ作品のことである。松尾芭 […]
No.037 月刊俳句界 2014年07月号

No.037 月刊俳句界 2014年07月号

     『月刊俳句界』二〇一四年七月号には、「虚子曾孫座談会~伝統俳句の新時代 男の時代がやってきた!」が掲載されている。俳句結社誌「花鳥」主宰・坊城俊樹氏、「玉藻」主宰・星野高士氏、「ホトトギス」 […]
No.036 月刊俳句界 2014年06月号

No.036 月刊俳句界 2014年06月号

     今号の「月刊俳句界」では「特集 俳句史 師弟対決名勝負~新しい俳句は師弟の対決から生まれた!」が組まれている。「正岡子規vs高濱虚子」、「高濱虚子vs日野草城」、「水原秋櫻子vs高屋窓秋」、 […]
No.035 月刊俳句界 2014年05月号

No.035 月刊俳句界 2014年05月号

     俳句雑誌にはたいていグラビアページがある。文芸誌でも「オール讀物」などにはグラビアがあるが、芸能人と違って見栄えのしない作家をあえて写真で登場させる文芸誌は少ない。だいたい作家は書くのが商売 […]
No.034 角川『俳句』 2014年11月号

No.034 角川『俳句』 2014年11月号

     「角川俳句賞のすべて」という完全保存版?の付録が付いている。第60回記念で、歴代受賞作品、選評の抜粋などが収録されている。世の雑誌は付録ばやりで、俳句はよくわかんないが、なんか浮き浮きする。 […]
No.033 角川 『俳句』 2014年04月号

No.033 角川 『俳句』 2014年04月号

   りょんさんの時評があまりにも評判がいいので、今度は俳句の雑誌もやれという。石川わ何を考えておるのか。    俳句といえば歴史のあるもんじゃろう。りょんさんがいくら才能に満ち溢れておっても、現代詩 […]
No.032 角川 『俳句』 2013年07月号

No.032 角川 『俳句』 2013年07月号

  「岐路に立つ俳句結社」という見出しの記事が、朝日新聞の7月17日付朝刊に掲載されました。大野林火、飯田蛇笏、高浜虚子という、俳句史に名を刻んだ代表的な結社主宰の肖像写真が掲げられています。そして、それぞれの […]
No.031 角川 『俳句』 2013年06月号

No.031 角川 『俳句』 2013年06月号

  「俳句は進化しない」と題された囲み記事を目にしたのは、2013年6月3日付の読売新聞朝刊でした。「俳句あれこれ」という連載タイトルそのままに、俳句にまつわる日常雑感をつぶやいた短いエセーですが、「俳句は進化 […]
No.030 角川 『俳句』 2013年05月号

No.030 角川 『俳句』 2013年05月号

  江里昭彦氏の〈角川書店「俳句」の研究のための予備作業〉(以下「予備作業」と略す)は、初出が「夢座」という俳句同人誌でしたが、初出の翌年には「週刊俳句Haiku Weekly」というウェブマガジンに再掲出され […]
No.029 月刊俳句界 2013年02月号

No.029 月刊俳句界 2013年02月号

  『月刊俳句界』2013年2月号は気楽に読むことができた。小林一茶と鈴木真砂女の特集が組まれていたからである。『月刊俳句界』に限らないが、雑誌ジャーナリズムは因果なものである。優れた作品が掲載されていれば事足 […]
No.028 角川 『俳句』 2013年04月号

No.028 角川 『俳句』 2013年04月号

  〈角川書店「俳句」の研究のための予備作業〉(以下「予備作業」と略す)によれば、「俳句ブーム」の萌芽にあたる1970年代後半、毎号250ページ前後であった角川「俳句」でしたが、およそ20年後の1994年5月号 […]
No.027 月刊俳句界 2013年01月号

No.027 月刊俳句界 2013年01月号

  『月刊俳句界』2013年1月号は、通常号よりも20ページほど厚い398ページである。新年号ということで俳句界の重鎮、『海程』主宰の金子兜太氏、『ホトトギス』主宰の稲畑汀子氏が登場しておられる。作品特集も組ま […]
No.026 角川 『俳句』 2013年03月号

No.026 角川 『俳句』 2013年03月号

  〈角川書店「俳句」の研究のための予備作業〉(以下「予備作業」と略す)を書いた江里昭彦氏は、角川「俳句」や「俳句研究」(2011年8月より休刊)のような総合誌と呼ばれる媒体を「俳句商業誌」と呼んでいます。その […]
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