高嶋秋穂さんの『詩誌時評・歌誌』『角川短歌』の5連投です。文学の世界はジャンルに応じて〝壇〟があります。それは必要不可欠な修練の場なのですが、一方で創作者の手足を縛ってしまうような軛となることもしばしばです。高嶋さんは歌壇にはなんの利害関係も持っていらっしゃいませんので歌壇を外から見た批評になっています。
ただ高嶋さんはかなり歌壇の現状を面白がっておられますね。石川が見ていても今の歌壇は面白い。俳壇ほどではないですが歌壇内でのテリトリー争いもちらほら見受けられますが、キチンと文学として機能しています。俳壇が有季定型派の寡占状態になって新しい試みが全く出ない、というより次々潰されていくのとは対照的です。自由詩の詩壇はもうあんまり言うことがないですね。自由詩詩壇は存在するのか?といった所まで来ていると思います。
で、石川はここ数回の文学金魚ちゃんねるで歌壇についてお話しています。これはもちろんその多くが高嶋さんの受け売りです(笑)。それプラス句誌批評の岡野隆さん、それに文学金魚が誇るマルチジャンル作家の鶴山裕司さんの自由詩論ですね。編集者という存在、0.1ミクロンの知識で全体を見渡すようなことをしなければ、とっても務まらないのでありますぅ(爆)。
■ 高嶋秋穂 詩誌時評『歌誌』『No.065 特集「助詞の微妙な世界」』(角川短歌 2019年07月号)■
■ 高嶋秋穂 詩誌時評『歌誌』『No.066 特集「戦中のうた」』(角川短歌 2019年08月号)■
■ 高嶋秋穂 詩誌時評『歌誌』『No.067 特集「平成の宿題」』(角川短歌 2019年09月号)■
■ 高嶋秋穂 詩誌時評『歌誌』『No.068 特集「型を歌に生かす」』(角川短歌 2019年10月号)■
■ 高嶋秋穂 詩誌時評『歌誌』『No.069 第65回角川短歌賞発表』(角川短歌 2019年11月号)■
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