ラモーナ・ツァラヌさんの『演劇金魚』『『平家物語』と東京五輪の共通点は?―木ノ下歌舞伎『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』の現代へのまなざし』をアップしましたぁ。木ノ下裕一さん監修・補綴、多田淳之介さん演出の舞台です。『平家物語』と二代竹田出雲作『義経千本桜』を元にした戯曲です。
『平家物語』と『義経千本桜』は定番中の定番の物語&戯曲ですが、古典として残っているということは、普遍的な何かがそこに含まれているということを意味します。ラモーナさんが書いておられますが、海に沈んでゆく平知盛の背中に東京五輪のロゴが浮かび上がっているのは憎い演出ですね。もちろん解釈は人それぞれ。ただ古典はしっかりと現代にまで繋がる通路を持っているわけです。
ラモーナさんが取り上げた『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』は4月25日まで配信公演でご覧になれます。また木ノ下歌舞伎さんについて、ラモーナさんは『東海道四谷怪談―通し上演―』『黒塚』『心中天の綱島』も劇評を書いておられます。そちらの方も是非お読みください。
■ ラモーナ・ツァラヌ『演劇金魚』『『平家物語』と東京五輪の共通点は?―木ノ下歌舞伎『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』の現代へのまなざし』 ■
■ 金魚屋の本 ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■