ラモーナ・ツァラヌの文学金魚らじお『文学の旅 ⑦ 魔女の国ルーマニア⁉ その①』をアップしましたぁ。今回は魔女という楽しいテーマです。ルーマニアはアメリカのドラマですと、なぜか謎の暗殺者とかの出身地になっていることが多いです。いわゆる西側諸国からは謎めいた国のように思われている気配です。
ルーマニアはトランシルヴァニアのドラキュラ伯爵で有名ですが、あれはイギリス人のブラム・ストーカーが書いた小説が元になっています。ラモーナさんによるとルーマニアにはドラキュラ伝説は存在しないそうで、完全なフィクションのようです。しっかしまあ、ドラキュラ伝説は世界的に根付いてしまっておりますな(笑)。
ルーマニアの魔女もドラキュラと同じで、なんかルーマニアならいそうに思われるんですが、ルーマニアには土着的魔女という存在というか概念は存在しないようです。ただキリスト教(正教)以前の汎神論的精神風土が残っていて、それが魔女っぽいといえばそうなるようですね。スペインなどで盛んだった魔女裁判もルーマニアでは行われていないそうです。
石川、ロシア映画ですが『魔界探偵ゴーゴリ』が好きで2、3回見ました。外国映画を見る際の楽しみに日本とは違う町並や精神風土を知ることができる点にありますが、『魔界探偵ゴーゴリ』ではまあホントに最初から最後まで、いわゆる〝魔物〟が森の中に棲んでいることを登場人物全員がこれっぽっちも疑っていないんですね。これはちょっとショックでした。視聴者も「森には魔物がいるぞよ」と考えている気配ですねぇ。
魔女はラモーナさんにとっても楽しいテーマのようで次回に続きます。ルーマニアの魔女、実は存在してたりして。みんな魔女好きですからね(笑)。
■ラモーナ・ツァラヌの文学金魚らじお『文学の旅 ⑦ 魔女の国ルーマニア⁉ その①』■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■