高嶋秋穂 歌誌時評『短歌研究』(第02回)2023年05、06月号をアップしましたぁ。作品特集はいいですね。ジャーナリズムというのは時事ネタ中心です。昨日今日なにがあったのか、そして明日はどうなるのかを予測するのが基本、ジャーナリズムです。それは文学の世界でも同じです。先月今月来月が話題になる。
で、文学ジャーナリズムの花形は批評です。時評であれ対談鼎談であれ、その時々の状況を的確にまとめてゆける作家がジャーナリズムでは重宝されます。それは文学金魚でも同じで、毎月後半には詩や小説の時評を載せるようにしています。ただしちょっと時間を置いて、短歌、俳句、自由詩、小説の根幹に関わるような時評を心がけてもらっています。文学金魚の時評は基本的に作品批評になってますね。
若い作家でいわゆる詩壇で活躍したいと思う人は、批評を書けるのが一番手っ取り早い道筋です。分析能力と読解力、それに詩史的な知識があればジャーナリズムはほっておかないでしょうね。ただ詩壇では創作者と批評家を兼ねるのが普通です。批評能力は大事ですが、残るのは作品と考えていい。最後は優れた作品を書ける作家が一番強いんだということは、肝に銘じておいていいかもしれません。
■No.017 高嶋秋穂 歌誌時評 「三〇〇歌人新作作品集 テーマ「リ・スタート」」(短歌研究 2023年05月号)■
■No.018 高嶋秋穂 歌誌時評 安田登 連載「能楽師の勝手がたり」(短歌研究 2023年06月号)■
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