リップル社とSEC、アメリカ合衆国証券取引委員会との裁判が終結したことについて話しておられます。XRPは国際送金のために開発された仮想通貨ですが、SECはリップル社のXRPは証券なのであり、その販売は証券法違反に当たると提訴したわけです。SECの管轄権は証券だけですから、SECがXRP(リップル)を管理下に置きたいための裁判じゃないかとか、いろいろ言われました。それが終結したわけです。
仮想通貨は元々は銀行などを通さない即時決済システムとして開発されたわけですが、ビットコインなどは今やもうゴールド(金)と同じ投機商品になっています。手数料が高いし決済に時間がかかるし相場変動も激しいので実用的ではない。ただ今回の裁判終結でリップル社による世界規模での送金システムなどがスムーズにできるようになる可能性が出て来ました。XRPが中心になるかどうかは別として、いずれどこかのシステム、仮想通貨がそれを可能にするでしょうけどね。各国現行通貨の上位に仮想通貨システムが乗るわけです。
小原さんはXRPのコミュニティに注目しておられます。リップル社はもの凄い勢いで事業を拡大していますが、それを支えているのが開発者コミュニティです。それにはリップル社ブラッド・ガーリングハウスCEOの事業に関する姿勢も大きく影響しているでしょうね。まあどうなるかわかりませんがガーリングハウスCEOには信念があるようです。小原さんの次の分析が楽しみです。
■小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(16)リップル裁判ついに終結』■
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