佐藤知恵子 文芸誌時評『小説すばる』2021年03月号、『小説現代』2021年10月号~2022年01・02合併号をアップしましたぁ。佐藤さんの大衆文芸誌時評5本です。
これは最近の小説文学の傾向という限定付きですが、石川、特に文學界的ないわゆる純文学は書かなくてもよい、書くのはやめた方がいいという考えに傾いています。理由は作品評価が特殊過ぎるから。実質的に芥川賞を主催している文藝春秋社内に文學界的、あるいは芥川賞的純文学を守ろうとする秘密結社があるんぢゃないかとまで思いますねぇ。でもその基準がちっともわからない。
じゃ何を書けばいいのか、どういう小説を目指せばいいのか。大衆文学的な顔つきの純文学ですね。純文学が好きなら、という場合ですが。日本の文壇固有の純文学・大衆文学の制度に縛られるのはバカげています。純文学作家として芥川賞もらっても、たいていはそこがピークです。作家として書き続けたいなら大衆文学的技法を学ばなくっちゃね。
■No.015 佐藤知恵子 文芸誌時評-木犀あこ「玉虫色の壁紙」(小説すばる 2022年03月号)■
■No.009 佐藤知恵子 文芸誌時評-桃野雑派「墓穴」(小説現代 2021年10月号)■
■No.010 佐藤知恵子 文芸誌時評-道尾秀介「聞こえる」(小説現代 2021年11月号)■
■No.011 佐藤知恵子 文芸誌時評-五十嵐貴久「コンクールシェフ」(小説現代 2021年12月号)■
■No.012 佐藤知恵子 文芸誌時評-塩田武士「朱色の化身」(小説現代 2022年01・02月合併号)■
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