りょんさんのときどき集中連載『世相をわらう37―次は誰なのー?』をアップしましたぁ。りょんさんは『岸田さんて意外とやることやってんじゃん、とか言ってるのをどっかで見かけてさ。ガソリン代とか電気代とか、いちおう最低限のコントロールができてる、って。日本だけが通貨安で、って言うけど、それで困ってるってよりさ、今のところは安定してる唯一の国ってことになるのかも』と書いておられますが、そうかもしれません。
日本とアメリカの物価は体感で3倍です。フードコートでご飯を食べるとアメリカでは20ドル、日本円で3,000円です。日本だとせいぜい1,300円ってところでしょうね。つまりアメリカでは20ドル紙幣が日本の1,000円紙幣の感覚ってこと。アメリカで給料が高くても物価が三倍じゃあね。もち日本人が海外旅行に行けばすんげぇ損した気分になりますが、国内にいる人にはあんまし関係ない。貿易への影響は甚大ですが。
ただま、岸田政権、どーもオカシイ。りょんさんは『岸田内閣の支持率の低下はLGBT法案成立あたりから顕著になっている』と書いておられますが石川も同感です。『夫婦別姓すら通らない、妊娠中絶薬は切実な当事者である女性の手になかなか渡そうとしない、そういったことすべて「保守的な国なのだ」の一点でかろうじて納得してきたのに、LGBT法のような破壊的なものを突然通してしまうのは、やはり解せない』というのは本当にそう。どーかしている。
人間誰もが困っていること、悩んでいることの一つや二つはあります。LGBTは当事者にとって大きな苦悩でしょうが、それを国家権力に解消してもらおうなんて、甘ったれてるんじゃないかな。苦悩も含めて人間は〝自由〟です。苦悩は人それぞれ異なる。なんで苦労して手に入れた自由をあっさり手放して権力にすがるんだろう。人間の尊厳は個々人の努力によって獲得される真の自由によって得られるんじゃないのかな。社会問題ではない個の苦悩解消のための法律を国家に作ってもらってすっかり問題が解消されると思っているなら甘い。それは必ず権力の縮小版の権力を生む。灰色の壁が鉄の壁に変わる可能性の方が高い。なぜ最優先でLGBT問題がクローズアップされるんだろう。なぜ権力によって問題解消とやらの法整備が性急に行われようとしているのだろうか。まったく理解できません。
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