No003『トーク@セクシュアリティ―最高裁さん、ダマされてない⁉︎』小原眞紀子×三浦俊彦をアップしましたぁ。タイトルはちょいとジャーナリスティックな惹句にしましたが、おっしゃりたいことはわかります。例のいわゆる経産省トイレ裁判最高裁判決であります。
判決文では経産省の女性からさほど反対の声があがらなかったで済ませていますが、それはそーなんじゃないかなー。職場にはみんな仕事に来ている。職種によっては服装規定が必要でしょうが、ホワイトカラーは原則自由でしょうね。で、トランスジェンダーだから女性の服装をしたい。これはOKでしょう。でも女性用トイレも使いたい、女性用トイレじゃないとどうしてもイヤ、上司との話し合いでも落とし所が見つからず、何がなんでも主張を押し通して最高裁まで争う人がいたらどーかなー。
普通関わりたくないですよね。だって仕事と関係ないもの。職場では仕事ができればそれでいい。問題が起こったら訴えるから勝手にやってくださいになる。だいたいトイレは職場付帯施設で職場そのものじゃないですからね。そもそも労働環境の大問題として裁判に訴える問題なんだろうか。そりゃ反対しろって言われても消極的になりますわな。反対し始めたらうんと意見聞かれたりするでしょうが残業代出るんかい(笑)。
三浦先生は最高裁判決文を読み上げて小原さんと対話しておられますが、石川も判決文に驚きました。最高裁判決文ってこんなレベルなの? ぜんぜん論理的じゃない。下手くそな感想文みたい。国家(立法府)がLGBT理解増進法を作ってしまったのだから、最高裁もそれに合わせますよ、問題があるなら立法府で修正してくださいになってるんじゃないかという指摘はその通りだと思います。
法律や判例は公平さを前提とした社会正義を維持するためにあります。個々人が自分固有の権利を主張し始めると大混乱になる。それを高みから俯瞰して法律を定め判例を出さなければなりません。今回のLGBT理解増進法や経産省トイレ裁判最高裁判決でそれができているのか疑問です。法律や判例には必ず抜け道がある。だから悪用されることまで考えて決めなければならない。しかし今回の法律・判例には穴が多い。多くの人が首をかしげる理由です。
■No003『トーク@セクシュアリティ―最高裁さん、ダマされてない⁉︎』(前編)小原眞紀子×三浦俊彦【V】縦書版■
■No003『トーク@セクシュアリティ―最高裁さん、ダマされてない⁉︎』(前編)小原眞紀子×三浦俊彦【H】横書版■
■No003『トーク@セクシュアリティ―最高裁さん、ダマされてない⁉︎』(後編)小原眞紀子×三浦俊彦【V】縦書版■
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