寅間心閑さんの連載小説『オトコは遅々として』(第14回)をアップしましたぁ。最近はネットが完全普及したせいもあって、マジョリティがつかみにくくなっています。視点が独特でセンセーショナルなこともあって、少数意見や反対意見の方が目立つ傾向があります。またネットは自由な発言の場ですが、特定の新聞や雑誌を読んできたようにネットでも数人(数本)の情報ソースしか見ない(読まない、聞かない)から情報受容が偏っている場合も多い。
もちネット情報には意義があります。営利団体(会社)なので、マスメディアだって自社の不利益になることは報道しないのは当然のこと。そういった仕組みが以前よりずっと見えやすくなっているのが現代社会です。ただ石川はマスメディアがなくなるとは思いません。否応なく質的に変化するでしょうね。情報インフラの変化を吸収してマスメディアに限らず多くの情報発信メディが変化しつつあるのが現代です。
で、子どもができる(生まれる)のは基本普遍的な人間の営みです。でもこの普遍性も現代社会では揺れている。子育てパパ、マイホームパパがもてはやされる今日この頃ですが、ホントなのかなぁ。『オトコは遅々として』の主人公は大いに迷っています。石川、小説ですからもっと迷え、もっと世間を逆撫でしろと思ってしまいますね(笑)。
■ 寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第14回)縦書版 ■
■ 寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第14回)横書版 ■
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