『りょんさんのときどき集中連載』『世相をわらう20―節電のムジュン』をアップしましたぁ。暑くて石川、早くもバテそうであります。でもまだ6月なんだよなぁ。記録的といふことが近年何度も言われますが、今年の夏もそうなのかな。この暑い中、参議院選挙であります。大変だぁ。
ほんでまた大変なのが電力逼迫であります。節電ポイント制が決まりましたが、その還元額も当初よりじわじわ上がっている模様。りょんさんは『つまり、お金に対する考え方っていうのは、大きな器で考えれば考えるほど、多様性が出てきてさ。我々ちっぽけな器の者が考える数十円とは、違う様相を示してきたり、表向きの金額では差し測れない別の何かが後ろで動いて、少しずつ数字が変わっていったり、ってことがあるわけだ。すなわち大きな数字は小さな数字の単純な積み重ねではなくて、大きな器に入れると、あるところで何かの質が変わってくる、ってことだね』と書いておられます。
物事はすべからくそうですが、見方、立場を変えれば一つの物事が示している意味が違って見えて来ます。節電ポイント制もそうですね。様々な要因がこの制度を作り上げています。
これは別に政府の施策に限ったことではありません。文学についても言えます。読者の側に立って何が求められているのかを考える、あるいは新人賞に応募する際に、募集している側の事情を考えることも大事です。日本の総理大臣ですら、独断で何かを決めてしまうのは難しい。いわんや文学をや、といふところでしょうか(笑)。りょんさんのように広い視点から世の中を見る姿勢、大事です。
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