岡野隆さんの詩誌時評『句誌』『角川俳句 2019年07月~2020年01月号』をアップしましたぁ。『角川俳句』時評7連投です。趣味のレベルでやっていると俳句は軽いお遊びですが、ちょいと本気になって俳壇に足を踏み入れると俳句の世界はかなり特殊です。俳人はお会いすると苦虫を噛み潰したようなお顔の人が多い。実際、頻々と俳壇に対する批判を口にします。で、いくら批判しても俳壇は変わらない。人生が終わるまで同じ不平不満を繰り返すんだろうなと思います(笑)。
こういうことが起きるのは、俳人が概してあまり頭がよくないからでしょうね。問題があるなら解決の方向に向かうとか、論点をハッキリさせるとか、あるいは俳壇というやっちゃ場から距離を置いて俳句を研究するとか色々な方法があると思いますが、ほとんどの俳人が、文句言いながら俳壇で、ちょっとでも目立つポジションを得ようと四苦八苦しています。要するに俳壇に雁字搦め。ま、絶望的ですな。
石川はいつかは俳句に関する共通の問題点を前提とした壇(パラダイム)を作りたいと思っていますが、上から下まで俳人が俳壇に属している、というか飲み込まれてしまっている状況では難しい。岡野さんの孤独な闘いは続くということですねぇ。頑張ってください(笑)。
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.130 「シンポジウム 俳句と虚構-文学としての俳句-」大串章/長谷川櫂/黛まどか/復本一郎(2019年07月号)』 ■
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.131 宇多喜代子「新興俳句とは・その新しさとは」(2019年08月号)』 ■
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.132 川名大「俳句の「語り手」と「視点」」(2019年09月号)』 ■
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.133 宮部みゆき「ぼんぼん彩句」(2019年10月号)』 ■
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.134 抜井諒一「鷲に朝日」(2019年11月号)』 ■
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.135 鈴木牛後句集『にれかめる』特集(2019年12月号)』 ■
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.136 新春座談会「俳句の可能性」(2020年01月号)』 ■
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