小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(24)そんでもって左派が悪いワケ?』をアップしましたぁ。自民党大勝の総選挙から数週間が過ぎたタイミングで収録されたこの回、小原さんはまず選挙前から「立憲はなくなる」と予言していたというちょっとした自慢話(ご本人もそう言ってます)から始まります。その根拠がなかなかユニークで、理系出身の小原さんらしく「エネルギー保存の法則」。右肩下がりの組織を二つ合体させても、右肩下がりの勢いが増すだけ、という話なんですが、言われてみると確かにそうで、なんか悔しい感じがします。
選挙が終わった後は、情報が少ない私たちがあれこれ騒いでも仕方がないから、もっと生産的なことにエネルギーを使おうよ、というのが小原さんのスタンスです。竹島の日に大臣ではなく有村治子総務会長が派遣されたことを巡る騒動も、蓋を開けてみれば非常に適切な采配だったとおっしゃっています。党三役のポストは大臣二つ分、しかも外交上の摩擦も最小限に抑えられる。そういうことが後から分かるのが選挙後の政治の常なわけで、だから任せて見守ればいい、というのはまあ正論なんですよね。でも、つい騒いじゃうんですよね、私たちは。
そしてこの回のメインテーマは、左派リベラルとはいったい何だったのか、という問いです。本来、左派とは伝統や権威に挑み続ける前衛の精神だったはずが、自らを延命させようとするうちにその精神性を根こそぎ壊してしまった。移民票の取り込み、IT巨大資本との蜜月——その果てに、かつてラディカルだったはずの左派が「セレブと大金持ちの党」になってしまった、という話はアメリカを見ていると本当にそうだよなあと思います。さらに面白いのは、今の保守政権がむしろ姿勢においてラディカルでリベラルな気風を持ち、右派が左派の「いいとこ取り」をしてしまっているという指摘です。そうなると対立軸がなくなってしまって、それはそれで困るんじゃないかという気もしますが、その答えは後のお楽しみ、とのこと。続きが気になります。
■小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(24)そんでもって左派が悪いワケ?』■
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