No.026【対話 日本の詩の原理】『「凶区」と鈴木志郎康の時代』(一 全二回)池上晴之×鶴山裕司 をアップしましたぁ。「凶区」は昭和三十九年(一九六四年)から四十五年(七〇年)まで刊行された同人詩誌です。同人詩誌といっても最盛期は一〇〇〇部以上の売上を誇りました。渡辺武信、天沢退二郎、菅谷規矩雄、鈴木志郎康、金井美恵子さんらが参加していたことで知られます。一九六〇年代を代表する同人詩誌です。
今回は「凶区」の詩史上の意義と、主要同人である渡辺武信、天沢退二郎、菅谷規矩雄さんの詩を巡る対話です。詩の世界では著名な詩人たちですが、正面から論じた評論などは意外なほど少ない。同時代の詩人たちと比べても「凶区」詩人たちの作品はちょっと特殊な質のものが多いようです。それに一九六〇年代の詩の討議まで来ると、現代まですぐそこです。鶴山さんが『この対話は「日本の詩の原理」と銘打って戦後詩だけを論じるのが基本ですが実質的に二十世紀詩の総括です。今(二〇二六年)だからできる総括でもある』とおっしゃっているとおりです。
また池上さんが冒頭で『「凶区」と言っても、まず一般の読者は知らないと思います』とおっしゃっています。これに似た発言は他の対話の冒頭でも繰り返されています。今現在一般に知られている、あるいは詩人たちがすぐに思いつく詩人は谷川俊太郎さんくらいなのかな(笑)。笑いごとではないですね。池上―鶴山さんの対話で取り上げられている詩人たちは優れた作品業績のある方々ばかりです。現存詩人たちの中で対話で取り上げられた詩人に比肩できる仕事をした(している)詩人はどのくらいいるんでしょうね。詩人の皆さんは奮起です! 次回は鈴木志郎康篇です。
■No.026【対話 日本の詩の原理】『「凶区」と鈴木志郎康の時代』(一 全二回)池上晴之×鶴山裕司 縦書版■
■No.026【対話 日本の詩の原理】『「凶区」と鈴木志郎康の時代』(一 全二回)池上晴之×鶴山裕司 横書版■
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