りょんさんのときどき集中連載『世相をわらう31―できすぎ広島サミット』をアップしましたぁ。先日行われた広島サミットについてです。広島でサミットを開催して、各国首脳を原爆資料館に案内したのはスゴいことでした。岸田さんの功績だと思います。原爆資料館を見て何も思わない人はいないでしょうね。コメントは出さなくても思うところはあったでしょうね。
りょんさんも書いておられますが、外交はそれなりに人と人の繋がりで動くところがあるようです。これは読売新聞社主の渡辺恒雄さんがインタビューで言っておられました。それはそうだと思います。人間、やっぱ好き嫌いはある。好ましい首脳にそれなりに外交的好意を示すのはあり得ることです。人間の世界、どこまでいっても人と人の繋がりですね。
その意味でゼレンスキー大統領がサミットに参加したのは、ウクライナ側から言えばとても重要なことだったと思います。マレーシアのマハティール元首相が、一方の極にいる人たちが集まって一方的な考えを示しても意味がないと広島サミットを批判していましたが、それもその通り。ただたいていの問題は、まず白か黒かをハッキリさせないと進展しないのも確かだと思います。
白か黒の二項対立は原初的で乱暴ですが、これをやらないと灰色の部分を許容できません。二項対立ですべての問題が解消できないのは承知の上で、まず立ち位置をハッキリさせるわけですね。これは文学にもかなりの程度援用できます。たとえば純文学と大衆文学、前衛俳句と伝統俳句、現代詩と自由詩などを意図的に対立項にするわけです。たいていの既存作家はコウモリ。だから新しいことができない。二項対立、馬鹿馬鹿しく見えるかもしれませんが、ハッキリ一方の極に立つと表明するのはコウモリより勇気が必要です。
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