りょんさんのときどき集中連載『世相をわらう24―ホントに愚策?』をアップしましたぁ。マイナンバーカードについて論じておられます。反対意見が多いわけですが、その理由は「マイナカードに一元化することで、漏洩したときの情報ボリュームが大きくなるって懸念はある」からです。一方で「管理社会が進むってのも、その通りだけど、管理社会はどっちみち進む」。
日本の政府が信用されないのは、まーやっぱり太平洋戦争の時の大本営発表のトラウマがあるからぢゃないかなぁ。世の中って白黒で割り切れなくて、必ず灰色の部分があります。つーか世の中の実態って灰色の方が多い。戦後政治にしても自衛隊は軍隊ぢゃないとか、法律はあるけど、いってみれば拡大解釈でいろんな施策を進めてきた。そういった密室的な灰色政策が、政府は信用できないといふ疑心暗鬼を生んでいるようなところがありますね。
これを少しでもクリアにするためには、白と黒をハッキリさせて議論して、灰色の部分が生じるのはまあ仕方がない、それを許容しなければならないといふ世の中を作るしかないかもしれません。そういう意味ではいろんな意見が出るのはとってもいいことです。ただ批判に対する毅然とした回答が少ないのは気になりますね。多くの人がおおっぴらに批判を繰り出す世の中ですから、批判された側もできるだけ立場や意見を発信した方がよござんす。
石川の遠い親戚に大きな社会問題に関わった人(いわゆる活動家)がいますが、その方はその問題に一生関わり、少しは解決に向けて進歩はしましたが、全面解決にはなかなか至らなかった。一つの社会問題に関わるとだいたいそうなる。改善するだけで一人の人間の一生が終わる。あれもこれもに関わることはできない。些細な社会問題(課題)でも本気で取り組まなければちょっとですら変えることはできないんですね。文学業界だって同じだなぁ。
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