寅間心閑さんの『肴的音楽評』『No.018 涼なる音』をアップしましたぁ。夏ということで軽めの音楽を取り上げておられますが、クラフトワークとディップの間に、ダイアー・ストレイツが入るのが寅間さんらしいなぁ。初期のマーク・ノップラーのギターサウンドって、確かにちょっと涼しげかもしれません。
で、音楽の比喩で言うと、どんなジャンルにもステージの上と下があります。ステージの上に立ちたいなら、それなりの覚悟が必要です。物書きさんの場合、筆力があること、これは絶対条件です。いい作品を書こうと失敗作だろうと、前に書いたものを読み返しているようじゃアウト。新しい作品を書き始めれば、以前書いた作品のことはすぐに忘れます。やってみればわかります。書けないから後ろを振り返りがちになる。
もちろん書けばいいというものではありません。当然質が問われます。だけど書いて発表しなければ何も始まりません。また依頼で文章を書くライターではなく、良い意味でも悪い意味でも作家のエゴ表現が必ず入り込んでしまう作家の場合、社会に認められるまでにはある奇跡的な飛躍が必要です。書いて発表し本を出してしまうともう引き返せないわけで、作家は追い詰められます。だけど作家ならそれはとっても楽しい緊張状態ですね(爆)。
■ 寅間心閑 『寅間心閑の肴的音楽評』『No.018 涼なる音』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
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