『【大岡頌司 没後十年記念】大岡頌司 自筆略年譜』をアップしましたぁ。今月1日にインタビューをアップした、酒卷英一郎さんのご協力で原稿をアップできることになりました。通常年譜は雑誌の作家特集や全集に収録されるものですが、大岡頌司さんがどういう俳人かご存じない方も多いと思いますので、年譜だけを取り出して掲載しました。年譜をじっくり読む機会もあまりないと思いますので、是非、目を通してみてくださいませ。

 

大岡頌司さんは俳人ですが、句集専門の印藝書肆端溪社社主としても知られています。ただ年譜を見ると、中学卒業後の15歳から3年ほど印刷所で働いた経験があるだけで、印刷技術はほぼ独学で習得されたようです。18歳で京都に出て、それから東京・埼玉に出られますが、その間はお菓子職人として働いておられたことが年譜からわかります。

 

端溪社は少部数の豪華本を出す出版社でしたが、そこには大岡さんの文字と本に対する強い執着があったように思います。ただそれを、ごく一般的な通りの良い評論として明らかにするのはとても難しいでしょうね。大岡さんの文字信仰のようなものは、ほとんど〝秘儀〟だったかもしれません。秘儀は秘伝として受け継がれるのが東洋の伝統ですから、大岡さんの意志を継ぐ作家が現れれば、彼の仕事が注目される可能性は充分あると石川は思います。

 

 

【大岡頌司 没後十年記念】大岡頌司 自筆略年譜(pdf版) ■

 

【大岡頌司 没後十年記念】大岡頌司 自筆略年譜(テキスト版)■