鶴山裕司 安井浩司研究 安井浩司研究 No.029 安井浩司 第二句集『赤内楽』関連資料(三)&連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.017『憎まれ閉じこめられ疑われる者よ』をアップしましたぁ。鶴山さんはお母様の三回忌で富山に帰省されたようです。
塔の上にいるときも
塔から下りてきても
僕はなぜこんなに孤独なのか
答えは簡単だ
差し出される手をことごとく
払いのけてしまったから
君たちは詩とは何かを知らない
詩のような詩を書いているだけだ
詩人になりたいと思ったことは一度もない
一篇でも優れた詩を書きたい
それだけのこと
僕は多かれ少なかれ現世利益と称賛を求める
詩人たちと完全に無縁だ
鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』『憎まれ閉じこめられ疑われる者よ』
こういう詩を本気で書けるのは鶴山さんくらいでしょうね。もちろんほとんどの詩人は「それがどーした、考え詰めず、適当にうまくやればいいんだよ」と思うだけでしょうけど(笑)。
■鶴山裕司 安井浩司研究 No.029 安井浩司 第二句集『赤内楽』関連資料(三)縦書版■
■鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.017『憎まれ閉じこめられ疑われる者よ』縦書版■
■鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.017『憎まれ閉じこめられ疑われる者よ』横書版■
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