寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第37回)をアップしましたぁ。次々トラブルが起こります。子育て小説だけでなく、家庭問題小説でもあります。人間が一番手がかかるのは幼児期と老年期です。子育てはもちろん、老後もつきっきりの世話(介護)が必要になることがあります。この時期をテーマにした小説も多い。特に介護小説はいっとき秘かなブームでした。
次にけっこうテーマになるのは思春期小説です。学校などでのイジメがメインです。中学受験では重松清さんのイジメ小説が頻繁に問題として出題された時期がありました。参考書では引用が限られたり禁じられたりしたため、重松さんの小説本がけっこう売れてたりしましたねぇ。受験生の本棚に重松さんの文庫本が並んでいた。秘かなイジメ小説ブームの時期もありました。
寅間さんの小説はそういったブームとは関係ないようです。人間の年齢に関わらず迷うことがテーマとして設定されています。登場人物たちが次々に小さな、あるいは大きな迷いを抱えてゆく。日常に即したリアルな人間たちの生を描く小説です。
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第37回)縦書版■
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第37回)横書版■
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