鶴山裕司 安井浩司研究 No.012 安井浩司初期自由詩について(後編)をアップしましたぁ。金魚屋から『正岡子規論―日本文学の原像』、詩集『おこりんぼうの王様』『聖遠耳』を好評発売中の鶴山さんの安井浩司研究です。
鶴山さんは『安井浩司読本Ⅰ、Ⅱ』の編集統括ですが、引き続き安井さんの未発表原稿を安井浩司研究としてまとめておられます。鶴山さんは『漱石論』『子規論』『鷗外論』(『日本近代文学の言語像』三部作)と一つ一つ仕事をキチンとまとめてゆくタイプです。いずれ安井浩司研究も一冊にまとまるはずです。『安井浩司読本』もそうですが20年、30年先にこれがあってよかったという研究書になると思います。
で、『安井浩司初期自由詩について』は前・後編の二回に分けての掲載です。普段ならこのくらいの枚数の原稿なら一回で書き下ろすはずなので、なんでだろうなーと思ってメールのついでにうかがったら『詩論の書き方を忘れた』とのことでした。勘が戻らず原稿が進まなかったということでしょうね(笑)。
ただこの方、本当に詩(自由詩)のことをよく知っている。それは同時代の詩人たちが〝かもしれない〟で詩や詩論を書くのに対して、鶴山さんが常に〝である〟で書いていることからもわかります。ただご本人はあまり自由詩に熱心ではないようなので、石川が企画を立ててなんとかその知識を引き出したいと思っておりますぅ。
■鶴山裕司 安井浩司研究 No.012 安井浩司初期自由詩について(後編)■
■ 安井浩司の本 ■
■ 鶴山裕司さんの本 ■
■ 金魚屋の本 ■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■