鶴山裕司 安井浩司研究 No.011 未刊詩集『激情』(その三 最終)をアップしましたぁ。安井さんの未刊詩集は今回で終わりです。かなり量が多くなってしまいましたので、鶴山さんの解題は次回掲載します。
安井浩司研究はまだ続きますが、石川、よくやるなぁと感心しています。鶴山さんは『正岡子規論―日本文学の原像』『付録 俳句文学の原理―正岡子規から安井浩司まで』で俳句を明確かつ厳密に〝文学〟として捉えた作家たちを論じておられます。子規や高柳重信、安井浩司がその筆頭になるわけですが、そういった俳句文学一直線の作家にほとんどの俳人は興味がないでしょうね。俳人たちの目は俳壇内での出世と処世術に釘付けですから。まあはっきりいえば、暖簾に腕押しの作業を淡々と続けておられる。
石川、鶴山さんの勇気と信念は買いますが、安井浩司研究を含む鶴山さんの俳句理論は俳人さんたちに完無視されると思います。まあ自由詩などの仕事と同じように、それでも彼は信念に従って動くでしょうけど、それによって現実の俳壇、詩壇が変わる可能性は低いでしょうね。まず良き理解者は現れず、ずっと孤独な作業が続くでしょうな。耐えられるのかな。頑張っていただきたいものです。
■鶴山裕司 安井浩司研究 No.011 未刊詩集『激情』(その三 最終)■
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