みなさま明けましておめでとうございます。
第11回 金魚屋新人賞 最終審査候補作発表(辻原登奨励小説賞・文学金魚奨励賞共通)をアップしましたぁ。毎回たくさんのご応募ありがとうございます。
まー身も蓋もないことを言いますと、世の中で自分の作品が認められる(評価される)ためには他者の力が必要です。新人賞はその代表的な手段です。ただ新人賞を受賞してしまえばすぐにわかりますが、作家にはすぐに次があります。次の次があり、次々正念場が訪れます。それをクリアできなければ目指すプロにはなれません。新人賞受賞はとりあえずの目的であってかまいませんが、その次を見据えて書くことも必要です。
また文学金魚の時評をお読みいただければわかると思いますが、メディアによって新人賞にはカラー(好み)があります。新人賞受賞を目指すからには傲慢なエゴは棄ててかからなければなりません。相手のある賞だということを意識しなければならないということですね。自分の好み(作風)に相手が合わせてくれることはありません。どのメディアがどんな作品を欲しがっているのか、漠然とであれ意識しなければ受賞は難しいということです。文学が仕事になれば多かれ少なかれクライアントの要請に応えなければならなくなりますから、そういったメディアリサーチも必要です。
なかなかハードルの高いことを言っているようですが、文学を仕事にしたいなら必要なことです。文学を仕事にしてゆくのはフリーランスで生きていくということですから、会社勤めよりも難しいところがあります。大きな夢を持ち、でも甘い夢に溺れないようにしながら、みなさま今年も頑張っていきませう!。
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