鶴山裕司さんの連載長篇詩『聖遠耳 Sei Onji』(No.009)をアップしましたぁ。金魚屋から『日本近代文学の言語像Ⅱ 夏目漱石論-現代文学の創出』を好評発売中の、鶴山裕司さんの長篇詩2,187行です。今回は後半に「わたしが詩について知っている二、三の事柄は」で始まるリフレーンが登場します。こういったリフレーン、鶴山さんは得意ですね。
で、鶴山さんは団地の近くに羽沢横浜国大駅ができたので大喜びでありました。団地から駅まで歩いて30分くらいかかるらしいですが、新宿まで一本で、40分くらいで着く路線です。鶴山さんから「タモリ倶楽部で羽沢駅の特集をやるから見るよーに。アド街がやってくる日も遠くない」といふ内容のメールが来ました(笑)。
しかし石川、ちょっと鉄ちゃんが入っているから知っていますが、羽沢駅の周辺にはなーんもありません。ただもんのすごくおっきい操車場があって、高台から見下ろせる場所はちょいと有名でした。新横から歩けないことはないんですが、すんげぇ遠くて、だんだん〝コンビニもねぇ、カラオケもねぇ、スーパーもねぇ、飯屋もねぇ〟という感じになってゆきます。だから「おら新宿に行くだ」といふ路線が新たにできたのかもしれません。鶴山さんは「そのうち再開発されて羽沢マダムが生まれるのだぁ」とも書いていましたが、もうだいぶ前に操車場の写真を撮りに行って、喫茶店一つない羽沢エリアに驚いた石川には信じられませんな(笑)。
ほんで次回も鶴山さんのリフレーンは続きます。『聖遠耳 Sei Onji』は九泊十日の耳の手術中に書かれた長篇詩で、言うまでもなくホメーロスの『イーリアス』と『オデュッセイア』を想起させる詩人の内面の航海記録です。
■ 鶴山裕司連載長篇詩『聖遠耳 Sei Onji』(No.009)縦書版 ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 第8回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第08回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 金魚屋の本 ■