鶴山裕司さんの講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(中、下編)をアップしましたぁ。鶴山さんの評論集『日本近代文学の言語像Ⅱ 夏目漱石論-現代文学の創出』刊行を記念して、2018年5月24日に立教大学で行われた講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』を掲載します。だいぶ手を入れていただいたので全3回で100枚を超えました。詩誌がこの講演を参考にして「小熊秀雄特集」や「プロレタリア詩から戦後詩へ」などの特集を組みそうですな(爆)。
詩の世界は業界内にいるとそれなりに盛況だと思います。しかし外の世界から見ると、相当に行き詰まっているんじゃないでしょうか。それは鶴山さんもひしひしと感じておられ、『詩人が優秀ならば仕事を詩に限定することなく小説や文芸評論、俳句、短歌、美術論なども手がけ、あらゆる能力を駆使して世の中にアピールすべきだ』と言っておられます。
その総合文学的な最初の仕事が、今回金魚屋で出版した『夏目漱石論-現代文学の創出』です。後記で戦後詩史論を書くつもりが大正・明治期にまで思考が遡ってゆき、ついには明治二十年代の日本近代文学の草創期に至り着いたことが漱石論を書くきっかけだったと書いておられます。『漱石論』の内容と書き方は詩の世界でのみ仕事をしたくない作家の参考にもなると思います。
■ 鶴山裕司 講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(上編)縦書版 ■
■ 鶴山裕司 講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(上編)横書版 ■
■ 鶴山裕司 講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(中編)縦書版 ■
■ 鶴山裕司 講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(中編)横書版 ■
■ 鶴山裕司 講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(下編)縦書版 ■
■ 鶴山裕司 講演『池袋モンパルナスの画家たちの苦しみと喜びをともに』(下編)横書版 ■
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