田山了一さんのTVドラマ批評『No.179やれたかも委員会』をアップしましたぁ。MBSとTBSさんで放送されている深夜バラエティドラマです。タイトルを読めば一目瞭然ですが、けっこう普遍的なテーマのドラマで、かつテレビに乗せる時には深夜枠以外考えられないコンテンツです。その分、時代を反映するテーマかもしれませんが、『すべらない話』と同様、すんげぇ面白いエピソードはあんまりないだろうなぁ。
テレビは漫然と見ていて視聴者が教養を含む情報を得る〝受動的メディア〟です。もちろん『絶対見なきゃ』とテレビの前に座って放送開始を待つコンテンツはあるでしょうが、それは少ない。ネット時代になって、さらに少なくなったと思います。
では地上波のほかに自分でコンテンツを選べるネットTVが一般化すれば、テレビはテレビ局が与えてくれる一方的コンテンツを楽しむのではなく、自分でコンテンツを選ぶ〝能動的メディア〟になるのかと言えば、やっぱそうはならないように思います。
大半の人は暇つぶしにテレビを見る。つまりリラックスしたいからテレビをつけるわけです。リラックス目的で番組を選ぶわけですが、それは地上波でもネットTVでも変わらない。受動的に情報を得るのも同じ。単に選択肢が増えただけとも言えます。
ただ字幕等々の問題はありますが、ネットTVは映画を含めコンテンツを世界中から集めてくる。選択肢が増えるということは、受動的情報量も飛躍的に増えることを意味します。もしかすると日本ドメドメのコンテンツは国内では低視聴率でも、海外ネットTVでは受けるかもしれません。コンテンツの流通も含めてテレビも変わり始めています。
■ 田山了一 TVドラマ批評 『No.179やれたかも委員会』 ■
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■