寅間心閑さんの『寅間心閑の肴的音楽評 No.024 今宵はひっそり閑』をアップしましたぁ。ザ・リトル・ウィリーズ、ダニエル・ラノワ、ブライアン・イーノが酒の肴です。静かに飲みたい時の、いわば静寂系の音楽を取り上げておられます。
ブライアン・イーノについて、『ドイツ電子音楽の始祖、クラスターと手を組んだアルバム『クラスター&イーノ』(’77)は、音を鳴らすことで静寂を表す、足し算、曲によっては掛け算の骨格。緊張感もある。数秒後、耳をつんざくような轟音/雑音が溢れ出すんじゃないか、という瞬間が数回。その度に静けさを噛み締める』と批評しておられます。
ロック系の音楽は、静寂と言ってもジョン・ケージのように無音になることはない。ただ静か系の音を好むミュージシャンはいるんだな。ジャケットにもそういった指向が表れているのもまたオツです。
寅間さんのエッセイは今回で24回ですが、このくらい書くのはなかなか大変です。書けると思っていても、ホントに素人の作家だとせいぜい10回前後で力尽きる。同人誌の3号雑誌と一緒で、3回くらいで書きたいことがほぼ書き尽くしてしまうこともありますね。20回を越えるくらいが次のヤマになって、50回前後になると、書き続けるコツのようなものがつかめてきます。
作家の力量を測る尺度は様々ですが、筆力はその一つです。『書きゃいいってもんぢゃない』と言ふ人もいますが、書かなきゃ何も始まらない。露骨な話をしますと、たいしたことないねぇと思うような作家でも筆力はある。とにかく書いてはいるわけです。その上で作品の善し悪しがついて回る。精力的に書き始めればストックしておいたネタなんて一瞬で尽きます。からっぽだなぁというところからが勝負です。
■ 寅間心閑 『寅間心閑の肴的音楽評 No.024 今宵はひっそり閑』 ■
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第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
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