鶴山裕司さんの連載エセー『言葉と骨董』『第051回 マジョリカ焼のコンポート(前編)』をアップしましたぁ。皆様メリー・クリスマスです。季節感はとっても大事だといふことで、鶴山さんにクリスマスらしい骨董で書いていただきました。なんせ石川は俳句の国の住人ですからねっ!。
ただま、俳句では季語が必須ですが、短歌では季語はもう入れなくていいことになっていることを知らない方がけっこういます。もち『古今和歌集』などは、春夏秋冬に恋などの部立で構成されていますが、近・現代短歌では必ずしも短歌に季語を入れなくていいのです。古くは季節感を表す文学は短歌から始まったわけですが、現代ではそれは俳句のみということになります。
んで鶴山さんはある文化と文化が交わって生まれた骨董がお好きですね。今回のマジョリカ焼もその一つです。『マジョリカ陶はイスラームが源流ということになるが、日本ではイスラーム時代のスペイン産陶器もイタリア産陶器も、そしてイタリアから陶工が移住して焼物を始めた初期オランダデルフト焼も、時には中東やエジプトで作られた似たような陶器もすべてマジョリカ焼として流通していることが多い』と書いておられます。
石川はイタリアで作られた色絵陶器をマジョリカと認識していましたが、イスラーム時代のスペイン、北アフリカのイスラーム陶器からも強い影響を受けているようです。現在ほどではないですが、昔から世界はつながって影響を与え合っていますね。鶴山さんの骨董エセーは明日に続くのでしたぁ。
■ 鶴山裕司 連載エセー『言葉と骨董』『第051回 マジョリカ焼のコンポート(前編)(前編)』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
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