寅間心閑さんの『肴的音楽評』『No.020 回数券の愉楽』をアップしましたぁ。今回は憂歌団、大工哲弘、ミー・ファースト&ザ・ギミー・ギミーズを取り上げておられます。憂歌団、懐かしいですねぇ。一時期活動停止していましたが現在は再開しています。石川はなぜか憂歌団は4、5回見てるなぁ。まだ日本のバンドがとっても苦労している時期で、カルメンマキ&オズやめんたんぴん、浅川マキ、金子マリ&バックスバニー、東京おとぼけキャッツなども見ておりました。あ、おとぼけキャッツは比較的最近か。
んで偉い酒飲み作家の寅間さんは、飲み代が足りなくなるとバッグの中をあさって飲み屋の回数券を探すのですな。『あの頃は防災意識ゼロ。それどころか「回数券は不経済」なんて思ってた。若僧、不敬罪。防災意識が身についたのは、池袋の立呑み「D」のお陰かも』と書いておられます。酔っ払ってて回数券を買ったこと、忘れるんだなぁ。しかしプリペイドカード、ぢゃなくて回数券は酔っ払いを助けるのであります。
ブルースはbluesであり〝憂鬱〟の意味です。アメリカに連れてこられた黒人奴隷たちが憂鬱な心を歌ったのが始まりで、それがだんだん明るい歌やコミカルな歌に発展してゆきました。ビッグスターになったブルース・シンガーは独特の声で、実際に聞くと爆発するような発声法をします。マディ・ウオーターズ、B・B・キング、ジェームズ・ブラウン、ボ・ディドリーなどみなそうです。黒人さん特有の声かと思っていたら、そうでもないようですね。最近の黒人歌手、1950年代から活躍していたブルース・シンガーのような破裂するような声は出しません。時代の産物でもあったようです。
憂歌団の木村さんは、正統ブルース歌手で、爆発的な歌い方です。あ、石川はオーティスレディングの完全コピーバンドだった上田正樹とサウストゥサウスも見たなぁ。上田さん、でっかいアフロヘアーで完全に黒人さんでありました。そういえば山岸潤史さんは今どうしてるんだろう。石川の子供時代は、ロッカーの将来はタレント的芸能人といふ感じでしたが、今は細々とでも好きな音楽を続けられる時代になりました。いい時代です。
■ 寅間心閑 『寅間心閑の肴的音楽評』『No.020 回数券の愉楽』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■