鶴山裕司さんの連載エセー『言葉と骨董』『第047回【祝!富山県美術館開館】『生命と美の物語 LIFE-楽園を求めて』展(上編)』をアップしましたぁ。今回は『言葉と骨董』番外編で、今年8月27日に正式オープンした富山県立美術館の開館記念展『生命と美の物語 LIFE-楽園を求めて』のレビューです。
富山県立美術館は富岩運河環水(ふがんうんがかんすい)公園に面しているのですが、この運河は富山駅のあたりから海にまで繋がっているようです。鶴山さんの子供の頃の遊び場であったらしい。やっぱ地元の変化って、ちょっと燃えますよね(爆)。
鶴山さんは『わたしたちはいつだって美術館という安全な場所で絵を眺めている。一枚の絵が異様な迫力を持って迫って来るとき、それが描かれた時の画家の精神は禍々しいほど研ぎ澄まされ沸騰している。わたしたちが絵を見て感じる感動といったものは、そういった画家たちの、不吉なまでの強烈な精神の蠢きのことである』と書いておられます。
また靉光の『眼のある風景』について、『描かれたのは眼である。〝見る〟画家の眼であり、優れた画家の眼が捉えた現実が絵画になる。画家の眼が捉えた現実の複雑さに比べれば、絵の解釈は時代ごとに変わる単純なものにならざるを得ない』とも批評しておられます。こういったところに鶴山さんの美術の基本的捉え方があるでしょうね。中編に続きます。
■ 鶴山裕司 連載エセー『言葉と骨董』『第047回【祝!富山県美術館開館】『生命と美の物語 LIFE-楽園を求めて』展(上編)』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
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