日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第80回)をアップしましたぁ。今回は『金妙塾会議録がおろち19年末に再発見されてこの「第一不確定性原理の反例」「第二不確定性原理の反例」がおろち認知心理学会に報告されるまで、暫定的普遍法則として両不確定性原理が正式登録されていたことは今となっては何人も驚きを禁じえないだろう(現在ですら通俗的には法則だと思っている人が少なくない)。会議録から以下引くように、ウンコ好きな幼稚園生でも(の方がと言うべきか)すぐ思いつきそうな簡単な反例としか考えられないからである』とあるように、2つの不確定性原理の検証でふ。
金妙塾では日々飽くことなくこのやうな議論が繰り返されているのですなぁ。金妙塾はおろち好きが集まる塾ですが、鑑賞会からおろちの現象的分析、それが鑑賞者に与える心理的影響、はたまたおろちパフォーマンス実践者の心理に至るまで、あらゆる事柄が議題に上がります。おろちを巡る現象と思考は基本的に肯定される傾向にあり、これを至上で無私の〝おろち愛〟と言わずにいられませうかっ!(爆)。
ただま、その中でも重要な要素があり、それが『体質者に拮抗する達人体質』になってゆくのであります。人間には先天的な体質が確かにあり、そのような体質を持つ人々の中でも達人と呼ばれる人がいるのです。しかしそれはどういった質のものなのか、はたして達人体質は本当に存在するのか。パズルはまだまだ続くのでしたぁ。
■ 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)は3月31日〆切です ■
金魚屋では21世紀の文学界を担う新たな才能を求めています。
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■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第80回) pdf版 ■
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第80回) テキスト版 ■