日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第65回)をアップしましたぁ。今回はおろち系ビデオの品評会といふか分析会議ですな。コスプレが話題になっておりましたので、フロント写真は牛の着ぐるみのネコにしました。犬のコスプレはよくありますが、ニャンコはお着物を嫌うので、なかなか貴重な写真であります。
サブカルの愛好者や研究者の方はたくさんおられますが、たいていはカルチャーの領域に属します。サブカルのサブは、純文学やファインアートに対してのサブといふ意味合いが強いわけです。でも市場規模や愛好者・研究者の数からいえば、もう立派なメインストリームです。だけんどサブカル中のサブカルである、アンダーグラウンド文化の研究者はとっても少ない。今でもやっているのかどうかは知りませんが、フランスの国会図書館はアンダーグラウンド出版物を蒐集しておりました。ド・サドの本などもそこから発見されたんですね。でも日本の図書館はそういふことに消極的で、三浦センセがやっておられるくらいかなぁ。
ほんで「現代思想」7月号に、三浦センセの「プラグマティズム美学の限りなき分岐点」が掲載されております。ご興味のある方もなひ方も是非ご一読ください(爆)。三浦センセ、おろち学も含めて立派な学者さんなのでありまふ。森鴎外は学問は要・不要を考えていたら学問にならないとおっしゃいましたが、その通りであります。ミミズ学でもおろち学でもサプリメント学でも、取り組み方によっては立派な学問になります。それを可能にするのが人間の高い知性なのですぅ。
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第65回) pdf版 ■
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第65回) テキスト版 ■