鶴山裕司さんの連載エセー『言葉と骨董』『三宅速先生がドイツから持ち帰ったお皿』(第67回)をアップしましたぁ。金魚屋から『夏目漱石論-現代文学の創出』を好評発売中の鶴山さんの骨董エッセイです。三宅速(はやり)先生は九州大学医学部の基礎を作った先生で、胆石研究の先駆者でした。日本で初めて脳腫瘍手術も成功させています。今回は三宅先生の旧蔵品に関するエッセイです。
骨董を含む美術品に関して、高価で珍しい物を持っている人の方がエライという不文律があるのは確かです。それだけ美術に一所懸命だということですからね。ただ鶴山さんの審美眼はちょっと違いますなぁ。それなりに高価な物もお持ちですが、それについて書くとは限らない。「あー高いよ、それ」で終わってしまうようなところがあります(笑)。
今回の『三宅速先生がドイツから持ち帰ったお皿』は実に鶴山さん的で、こんなものどっから見つけてきて、どーしてそれについて書く気になったのかなと思わせます。ただ読めばそれなりに納得できる内容になっている。終戦記念日に合わせてお書きになったようです。ご興味のある方は是非お読みください。
■ 鶴山裕司 連載エセー『言葉と骨董』『三宅速先生がドイツから持ち帰ったお皿』(第67回) ■
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