『りょんさんのときどき集中連載』『世相をわらう5―コネ社会』をアップしましたぁ。りょんさんは『外国行くと急に愛国者になるっていうけど、たしかに日本の社会にはいいとこいっぱいある。外国人でも日本にすっかり馴染んじゃって、母国に帰れなくなる人いるよね』と書いておられます。
外国人が〝自分は日本人化したなぁ〟と思う瞬間は、① 玄関にビニ傘が溜まったとき、② 人混みを通り抜けるとき、中腰になって「ちょっとすいません」と手刀を切って歩いていると気づいた時、といった記事を読んだことがあります(笑)。で、今回のお題は『コネ社会』です。
昔からいろんなコネがあるわけですが、これは諸刃の剣。りょんさんが書いておられるように他人事なら心おきなく批判できますが、自分のことになると『少しかばってもらうって融通が効かなくなると、生きていきづらいなぁと思う』わけです。これは日本に限りませんね。ドライなアメリカドラマを見ていても、身内をかばうことはしょっちゅうあります。なんもしなければ、これはこれで『義理堅くないって、また非難されたりする』。
こういったことを考えさせられるようになった原因に、SNSの発達があります。スキャンダルやゴシップは太古の昔から人々の大好物だったわけですが、それが拡大再生産されて〝やっちゃったなー〟という出来事に対しては社会全体から容赦ない批判が浴びせかけられるような風潮になっています。もち擁護論もあるわけですが批判の方に人は耳を傾けやすい。
じゃ物書きさんはどーしたらいいのか。人それぞれですが、物書きさんは天邪鬼といふか、後ろ向きのオットセイ的であって欲しいところもありますね。社会が一定方向に流れ始めたら、立ち止まって〝ホントにそうかい?〟と考えるような存在。りょんさんの『世相をわらう』もそういった物書きさんらしいエッセイです。
■ 『りょんさんのときどき集中連載』『世相をわらう5―コネ社会』 ■
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