寅間心閑さんの肴的音楽評『No.056 加齢の話、アレの話』&大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第16回)をアップしましたぁ。音楽評では欅坂46を取り上げておられます。欅坂に限らずその音楽的完成度は高いです。んまぁはっきり言って、アイドルにそれほどスゴイ歌唱力等々があるわけではないですが、作り込みのレベルの高さは相当ですね。ちゃんと聞くとびっくらします。
『もうすぐ幕が開く』は主人公おちびちゃんの恋人、ダビデさんが劇団四季の劇場建築に関わる話です。劇団四季は、日本の劇団では数少ない自前の劇場を持っている劇団です。これは劇団運営にとっては決定的に有利なことです。それを実現させたのは主宰の浅利慶太さんで、彼は単に劇場を作るだけでなく、演劇用の劇場の特性をも考えていたようです。浅利さんの功績に対する評価は始まったばかりですね。『もうすぐ幕が開く』を読んでいると、不世出の演劇人だったことがよくわかります。
現代のコロナ禍で最も苦しんでいるのは劇団かもしれません。俳優さんたちの自殺が相次いでいるのも関係がないとは言えないでしょうね。宝塚や歌舞伎座、四季は体力があると思いますが、それでも苦しんでいる。小劇場の苦しみはもっとでしょうね。もちろん社会全体が苦しんでいるわけですが、世の中からエンタメが消えるのは文化が消えるのに等しいです。なんとか乗り越えていかなければなりません。
■ 寅間心閑の肴的音楽評『No.056 加齢の話、アレの話』 ■
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第16回)縦書版 ■
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第16回)横書版 ■
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