遠藤徹さんの連載小説『ムネモシュネの地図』『第27回(十二)象のお尻(エピローグ)/(十三)象の尻尾(エピローグのエピローグ)』(最終回)をアップしましたぁ。いよいよ最終回ですねぇ。悲しひぃぃ~。
読者の皆様には説明の必要もないことですが、驚くべき結末であります。これぞ遠藤さんといふ大団円だなぁ。ラノベ形式の小説ですが、キッチリ彼の作家性が表現されています。何を書いても作家性が表れるのが優れた作家といふものです。クライアントの注文とか文学ジャンル(ラノベ、純文学etc.)に沿って内容が型にはまってしまう作家はアカンといふことでもあります。
遠藤さんの小説を読んでいると、「物語がいつまでも続けばいいのになぁ」と思う瞬間があります。『ムネモシュネの地図』もそういう小説の一つで、この作品のエプローグは衝撃的ですが、そもそも小説が殺人事件の謎解きに向かって一直線に書かれていない。謎解きは必須ですがそこに至るまでの小説的起伏の方が大事です。「心地いいな」という瞬間が多い。
『ムネモシュネの地図』は恐らく遠藤さんが力を込めて書いた作品ではなく、比較的軽い感じで書き上げていると思います。でもこのクオリティ。さすがです。
■ 遠藤徹 連載小説『ムネモシュネの地図』『第27回(十二)象のお尻(エピローグ)/(十三)象の尻尾(エピローグのエピローグ)』(最終回)縦書版 ■
■ 遠藤徹 連載小説『ムネモシュネの地図』『第27回(十二)象のお尻(エピローグ)/(十三)象の尻尾(エピローグのエピローグ)』(最終回)横書版 ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 第8回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第08回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 金魚屋の本 ■