鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.024『ジョニーへの伝言』をアップしましたぁ。簡単そうですが、詩という表現を相対化して認識系を変えなければ書くのが難しい詩でしょうねぇ。池上晴之さんとの対話『日本の詩の原理』でしばしばおっしゃっているように、日本の自由詩は明治維新以降、フランス象徴主義やシュルレアリスムなどの影響を強く受けてきました。それは日本の詩の大きな富となりました。が、限界もある。
鶴山さんは第3詩集『聖遠耳』、第4詩集『おこりんぼうの王様』から物や人の輪郭がはっきりした詩を書くことを自らに課した詩人です。連作詩篇『聖遠耳 日日新』はその実践の場であり続けています。『ジョニーへの伝言』でも現実と強くリンクする明晰さと単純な抒情には回収されない複雑な構造が共存しています。しばしば彼の詩にアメリカが登場するのも示唆的です。
あ、そそ、鶴山詩には海もよく登場します。これは海の近くで育ったことが影響しているようです。ポエジーという曖昧な逃げの雰囲気(アトモスフィア)をまとった海ではなく、時として残酷で殺伐とした砂漠の海として現れる。海の肉体化であり本物の海洋詩人ですね。
■鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.024『ジョニーへの伝言』縦書版■
■鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.024『ジョニーへの伝言』横書版■
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