寅間心閑さんの『寅間心閑の肴的音楽評』『No.033 御無沙汰』をアップしましたぁ。今回はゴンサロ・ルバルカバ、ホットハウス・フラワーズ、沢田研二が酒の肴です。おおっ、渋谷の富士屋本店が閉店するのかぁ。石川も何度か行ったことがあります。オシャレな印象のある渋谷には珍しい店でしたねぇ。『地下の大箱へ続く階段を降りただけで、まるでコロッケを半分食べたような感覚。それが少しヘビーだった』もその通り(笑)。油モノ、だんだん食えなくなっております。
んで今回は沢田研二ことジュリーも取り上げておられます。アメリカやイギリスのマイナー映画には、たまにあんまし売れてないバンドを追っかけたものがあります。ジュリーはもちろん一時代を築いた大スターですが、ホントに原点回帰していますね。もうテレビに引っ張りだこのアイドル・ロックスターは十分、といふ思いがあったのかもしれませんが、やっぱミュージシャンなんだな。
石川、高校生くらいの時にほんの一瞬だけロックミュージシャンに憧れたことがあるんですが、当時は日本のロック市場が成立していませんでした。ギタリストのチャーさんが、ふてくされてドリフの全員集合とかに出演していた(笑)。もちロック市場を開拓していった矢沢永吉さん等々のミュージシャンは偉大なわけですが、高校生くらいの年だった石川は、ロックンローラーになっても、最後はテレビのバラエティタレントかぁと思っちゃったんですね(笑)。
でも今はぜんぜん違います。ミュージシャンの仕事は基本、音楽を作ってレコーディングしてお客さんの前で演奏することです。売れてるときはアリーナで、売れなくなったら小さいライブハウスで演奏すればよろし。そういう仕事のシステムが確立されていて、ある程度の収入があれば最低限ミュージシャンとして活動していけます。もちそう簡単ではないですが、一昔前よりはよほど実現可能性が高くなっています。
こういう仕事のサイクルは作家も同じだと思うんですね。原稿を書いてそれを発表して本にして最低限の部数を売る。それを繰り返す。バカ売れせずニミマムでもそれを繰り返すことができたら、作家は十分幸せなんぢゃないでせうか。文学金魚はそういったシステムを無理なく作りたい。何事にも優先順位がありますが、書く、発表する、本にするの最低限度のサイクルを確立して、さて、小当りや中当り、大当たりを狙うのが筋だと思ふんですね(笑)。
■ 寅間心閑 『寅間心閑の肴的音楽評』『No.033 御無沙汰』 ■
■ 第6、7回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第06回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
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