鶴山裕司さんの連載エセー『言葉と骨董』『第051回 マジョリカ焼のコンポート(後編)』をアップしましたぁ。鶴山さんのマジョリカ焼巡る骨董エセー完結編です。骨董に関するエセーですが、文化論になっているのが鶴山さんのエセーの特徴です。
今回も『ギリシャ陶器の技術は、キリスト教に改宗してヨーロッパ文化の祖になるローマ帝国ではほとんど受け継がれなかった。ギリシャ世界で焼物は、大理石の彫刻などと並んで重要な祭祀用具の一つだった。(中略)しかしローマでは祭祀や美術品は彫刻や絵画(フレスコ画)が中心となり、焼物の地位がどんどん低下していった。(中略)次第に釉薬をかけず、土を焼き締めただけの炻器(ストーンウェア)が中心になってゆく。焼物は単なる日用道具とみなされるようになったわけである』と、ヨーロッパ陶器の変遷がわかりやすくまとめられています。
んでクリスマスと言えば年末ですねぇ。一年経つのは早いですぅ。文学金魚の編集人をやっていると、ほぼ毎日のようになんかのコンテンツを更新しているので、なお月日が経つのは早いと感じます。
ただま、来年には文学金魚企画の単行本が出ます。予定よりだいぶ長くかかってしまいましたが、いよいよ金魚文学運動の第二ステップが始まるのですぅ。
■ 鶴山裕司 連載エセー『言葉と骨董』『第051回 マジョリカ焼のコンポート(後編)(後編)』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■