寅間心閑さんの『肴的音楽評』『No.019 サイケデリック』をアップしましたぁ。寅間さんは『「サイケな音楽」は少々厄介だ。分かったようで分からない。すぐに取っ散らかる』と書いておられますが、確かにそうですね。Drug, SEX, and Rock ‘n’ Rollの時代でありまして、ウッドストック音楽フェスなんかが有名ですけど、出演してるバンドはホントに様々だもんなぁ。ヒッピー・ムーブメントと同じでなかなかまとめにくいです。
それにしても『王子の「Y」。此方も老舗。長机に向かい合って呑む。(中略)炭酸水を選び、肴はハムカツ170円。これが私のペース。なんと朝八時前には開いている。早い時間の薄暗い感じも堪らない。考え事にぴったり。早起きで得る三文ってこのくらい』ってのは、マジスゴイですぅ。石川は夜は文学金魚のメンテで大忙しで、一升瓶足下に置いてコップ酒飲みながらお世話してますが、朝8時からは飲まないぞぉ。偉い酒飲みだなぁ(爆)。
ただ寅間さんは小説になると酩酊的なところがぜんぜんないんだな。確かに登場人物はよく飲みますが、どっちかっていうと酔うほどに醒めるといった酒です。神経を細かくして現実の細部をどこまでも検証するような酒なんだな。まーそうでなければ文学作品は書けないでしょうね。楽しい酔っ払い文章は作家のサービスであって、飲んでいても醒めているのがホントの作家の姿であります。
■ 寅間心閑 『寅間心閑の肴的音楽評』『No.019 サイケデリック』 ■
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