大野ロベルトさんの連載映画評論『七色幻燈』『第十一回 溶けない道の固さ』をアップしましたぁ。映画の中の道について書いておられます。大野さんは『ある地点から別の地点への到達という意味において、およそ表現と名のつくものは(たとえ円環構造を持っているとしても)すべて旅の有様を描いたものである、と断言しても差し支えあるまい』と書いておられますが、確かにそうですね。
また大野さんは、『かくして西洋の都市はつぎつぎと石で固められることとなったが、現代人の目から見るとこれは一長一短でもある。丸みを帯びた石を敷き詰めた石畳などは、凹凸のない道に慣れている軟弱な現代人には決して歩きやすいとは言えないのである。とはいえ観光資源の一部となるとまさか引き剥がすわけにも行かない』と書いておられます。石畳、言われてみれば歩きにくいですね。アスファルトの方が歩きやすかったんだなー。なるほど。
今回のコンテンツではホッパー&フォンダの『イージー・ライダー』や、フェリーニの『道』、ヴィスコンティの『ベニスに死す』などの懐かしい映画も取り上げておられます。スチールを見ていると、も一回見ようかなといふ気になりますね。じっくりお楽しみください。
■ 大野ロベルト 連載映画評論 『七色幻燈』『第十一回 溶けない道の固さ』 ■
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