鶴山裕司さんの『現代詩人論』『No.014 【現代詩人論 番外篇】自由詩について少しだけ考えてみよう(前編)』をアップしましたぁ。今月1日に新倉俊一先生のインタビューをアップさせていただきましたが、インタビュアーは鶴山さんにお願いしました。鶴山さんは新倉先生にインタビューして、久しぶりに詩についてお考えになったようで、そりを『現代詩人論』番外篇として書いていただきました。前篇ではエズラ・パウンドの『詩学入門』(原題”ABC of Reading”)をマクラに詩について論じておられます。
ぶっちゃけた話し、文学金魚連載の鶴山さんの詩関係の仕事はあとちょいと足せば本にまとめられる状態になっています。んでも今、詩関係の本を出しても売れるかな~といふあからさまな事情がありまして、別ジャンルの本を先に仕上げるようお願いしています。詩だけ書く作家ならまた違う方法を考えなければならないんですが、鶴山さんは文学金魚的総合文学作家ですから、仕事の優先順位を変えていただいているのでありまふ。すんません。
もちろん文学金魚は詩の世界を盛り上げてゆきたいと思っています。短歌・俳句の世界は基本的に結社で回っていますから、特に自由詩の世界をもっと活性化したひ。鶴山さんの『自由詩について少しだけ考えてみよう』を読めばわかりますが、自由詩の世界はかなり厳しひ状態だと思います。詩人さんたちは好きに作品だけ書いていては、この状況を脱却できなひでせうね。批評を含む詩人さんたちの知の結集が必要だと思いまふ。たまさか一冊の詩書が売れてもスタンドアローンではしょーがないわけで、それをきっかけに詩に興味のある潜在読者の注目を集めなければ自由詩の世界は活性化しなひでせうなぁ。
■ 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)は3月31日〆切です ■
金魚屋では21世紀の文学界を担う新たな才能を求めています。
小説はもちろん短歌・俳句・自由詩などの詩のジャンル、あるいは文芸評論などで、思う存分、新たな世界観、文学観を表現したい意欲的作家の皆様の作品をお待ちしております。
■ 鶴山裕司 『現代詩人論』 『No.014 【現代詩人論 番外篇】自由詩について少しだけ考えてみよう(前編)』 ■