日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第63回)をアップしましたぁ。蔦崎公一さんを中心にしたおろち史概観であります。蔦崎さんのほかにも「おろち文化史の四大創始者」(創始者)はいるのであり、それは印南哲治、袖村茂明、三谷恒明、川延雅志さんらですね。彼らの名前と行動をきちんと記憶しておかないと『偏態パズル』は解けないのであります。ですからLet’s repeat after me!(爆)。
三浦センセは「印南哲治と金妙塾という二大勢力が合体したことにより、印南の背後に間接分与された蔦崎袖村川延のオーラもまた金妙塾と化合することとなって、まさに〈飽和したまま街中にあてもなく充満していたおろちエーテル〉がたちまち結晶を始めたのである。そして街角のいたるところで起爆寸前にまで発熱していたというのが定説なのだ。その局所的発熱エネルギーゆえに日本全国とくに首都圏で意図せぬ路上失禁、路上脱糞が老若男女を問わず今までになく多数発生していたのだが、事件性に乏しいためほとんど記録に残っていない」と書いておられます。何年頃のことかなぁ。1980年代なら不肖・石川もその渦に巻き込まれていたかも(爆)。
80年代の末頃だったと思いますが、なぜか首都圏のトイレ事情がクローズアップされた時期があります。確か「トイレミシュラン」といった本も出版されていて、繁華街にあるデパートやオフィスビルのトイレのキレイさ、使い勝手の良さ、混み具合などが☆付きで評価されておりました。石川もカバンにその本を忍ばせていたのでした。石川はまだ未熟者で路上脱糞は経験しておりませんが、当時定期的にキュルリンに悩まされており、そういった本を切実に必要としていたのでありましたぁ。
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第63回) pdf版 ■
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第63回) テキスト版 ■