大野露井さんの『故郷-エル・ポアル-』注(第06回)をアップしましたぁ。大野さんの自伝的小説『故郷-エル・ポアル-』の注の連載です。パエリアにはネズミやウナギの肉を入れて炊き込んでいたようですね。石川も以前、スペイン料理店でウナギ料理を食べたことがあるんですが、ん~、ピンと来なかったなぁ。文化の違いと言えばそれまでなんですが、かの有名なイギリスのウナギパイが、外国人に不評なのがわかったたよーな。
日本人にとってウナギは鰻丼なわけですが、あれは〝鰻丼〟という食べ方であり、一つのジャンルであって、ウナギ君にはあんまし関係なひと言ってもいいかも(笑)。要するに鰻丼や蒲焼きと呼ばれるパッケージ化した食べ物にしてしまっている。ウナギ自体がおご馳走ってことはないわけで、はっきし言えば、どうやってもおいしくないウナギを手をかけて食べられるようにしたのが鰻丼ってことになるかな。
んでネズミやカエル肉は東南アジアで食べたことがあります。けっこうおいしいんですが、決めてはやっぱスパイスだな。スパイスがないと、焼いても煮込んでも動物の肉っておいしくならない。味付けに塩しかなかった時代を考えると泣きそうになります。コショウないの? マジっすか、コショウないと食べられないーって暴れそう(爆)。
よく日本人はインドにはカレーしかないじゃんと言いますが、インド人にしてみれば、日本料理って、結局全部醤油味じゃんということになります。伝統料理というものには、その国の文化が現れますね。
■ 大野露井『故郷-エル・ポアル-』注(第06回)縦書版 ■
■ 大野露井『故郷-エル・ポアル-』注(第06回)横書版 ■
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■