山際恭子さんのTVドラマ批評『No.147 コールドケース~真実の扉~』をアップしましたぁ。WOWOWさんで土曜日夜22時から放送されているサスペンスドラマです。主演は吉田羊さんで永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和、宮沢和史、藤澤恵麻、平田薫さんらが出演しておられます。アメリカドラマの日本版リメークで、オリジナルドラマについては田山了一さんが『Delife TV の刑事ドラマ スーツとカジュアル』を書いておられますので、そちらも是非お読みください。

 

山際さんは『漫画原作のドラマだとか、外国ものの焼き直しとかは一概に否定されるものではない。ただ、そのときに試されるものは何なのか、制作側が自覚しないと、視聴者に伝わってくるものがなくなる。ただ楽をしたいから焼き直したのだ、と捉えられても仕方がないということになる。オリジナルを作り上げるものは、力強い思想と胆力、ときに体力だ。それはもちろん一番素晴らしいものだが、私たちは時代を選べない。今は過去を総括し、解釈を試し、次を模索すべきときなのだ。問われるのは知性、それだけだ。まずは持ってくる本家本元の狙い、ヒットの理由を捉えなくてはならない』と批評しておられます。

 

石川は21世紀の創作活動において、二次創作や引用的コラージュがとても重要になると考えています。もちろん著作権の問題はありますが、完全無欠のオリジナリティなど昔から存在しなかったのです。ただ21世紀では下敷きとなる作品があり、引用であることを〝隠さない〟方が優れた作品が生まれる可能性があると思います。神のような唯一不可侵で絶対的中心となるようなオリジナリティは幻想であり、世界は無限のパッチワークだという認識に世界中の人々の思想と感性が進んでいるからです。

 

でもまあ過去作品のリメイクはまた別ですね。どうしてもオリジナルの縛りが強く作用してしまいます。日本版『コールドケース~真実の扉~』はかなりいい仕上がりのドラマですよ。やっぱ俳優陣がいい。吉田羊さんや滝藤賢一、三浦友和さんの演技はほれぼれしちゃいますねぇ。

 

 

山際恭子 TVドラマ批評 『No.147 コールドケース~真実の扉~』 ■

 

 

第04金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

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