『金魚詩壇 討議&インタビュー』 『No.005 【大岡頌司 没後十年記念】 酒卷英一郎 大岡頌司文学を語る』をアップしましたぁ。金魚屋では『大岡頌司 没後十年記念』インタビューを安井浩司さん、高橋龍さんに行っていただきましたが、今回は大岡さんの唯一のお弟子さんである酒卷英一郎さんに登場していただきました。俳句同人誌『LOTUS』発行人でもいらっしゃいます。インタビューアーは鶴山裕司さん、田沼泰彦さんにお願いしました。

 

大岡さんは象徴主義的な独特の俳句をお書きになりましたが、抽象的ではなく具象的です。そのあたりのことを、酒卷さんは『別れ際に大岡さんが、「あんたたちの句は幻想的な句だろうけど、僕の句はリアリズムなんだ」とおっしゃった。ガツンと頭を殴られたような気がしましたね。私は大岡俳句こそ、言語で作り上げたロマネスクの世界だと思っていました。言ってしまえば幻想性だと思っていたんだけど、そうじゃなかったんですね』と語っておられます。大岡俳句をリアリズムの目で読むと、また読後感が変わりそうですね。

 

あ、前々から書いておりますが、金魚屋は特に前衛俳句を推しているわけではごぢゃりません。機会があればいわゆる伝統俳句も取り上げていきたいでふ。ただま、ドメスティックな技術論やテリトリー争いではなく、一般読書界で充分通用する作品と理論が欲しいわけで、そこが悩みの種なのでありまふ。前衛俳句は多かれ少なかれ俳句のメインストリーム(伝統俳句)を外れているわけで、その分、アイデンティティが明確なところがあります。それが文学金魚が今のところ前衛俳句を取り上げている理由かなぁ。結局のところ、575+季語定型を守って切れ字に注意してね、くらいの主張しかなひんぢゃ、原稿用紙3枚で議論が尽きちゃいますからね(爆)。

 

 

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