小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(14)コミュニティ管理とAI』をアップしましたぁ。今回は原点に返ってコミュニティの管理者についてです。小原さんは現状で最も強力なコミュニティツールはX(旧twitter)だとおっしゃっていますが、それはその通りだと思います。良くも悪くも開かれたコミュニティです。
自由主義社会の原理原則と言いますか本質は、対立する意見・立場を決して全否定しないことにあります。人間の世界で対立が起こるのは当たり前。しかし自分にとって気に入らない意見などを決して抹殺したりしないこと、議論を闘わせることが自由主義の根本です。当然殺伐とすることがあります。しかし議論を闘わせれば対立する双方に微かであっても変化は起こる。それが次の変化に繋がってゆく。
もちろんコミュニティには最低限のコモンセンスを維持するための管理者が必要です。真摯な議論だけでなく、悪意のある意見などを執拗に書き込む人も出てくるわけですから、ただその場合、AIを活用すること、人間ではないAIの振る舞いを参考にしてもいいんじゃないかと小原さんは話しておられます。これは面白い上に有効な考え方ですね。AIは人間のように熱くならない。またAIは人間が作り出したモノである以上、各AIの開発トップの性格が微妙に反映される。会社で社長の性格が末端まで浸透することがあるのと同じです。これは多分、将来も変わらないでしょうね。
■小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(14)コミュニティ管理とAI』■
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