ラモーナ・ツァラヌの文学金魚らじお『文学の旅 ④ 異常な世界のためのSF:N・K・ジェミシン』をアップしましたぁ。ジェミシンさんはアメリカ人の現代作家です。ヒューゴ賞、ネビュラ賞受賞作家ですから、SFの世界では押しも押されぬ大作家ですね。
ラモーナさんは文学金魚編集部から『この小説は一人称で書かれていますね? 三人称に書き直してください』という指示を受けたのをきっかけに、物語の視点を考えるようになったと語っておられます。『色々調べていたその時期、「二人称の語り」が気になりました。一人称と三人称があるなら、二人称を使って物語が書けないか? と』。この二人称の語りで書かれた小説がジェミシンさんの『第五の季節』でした。ジェミシンさん、文体的にもとても面白い作家さんのようです。
ラモーナさんはまた、次々に主人公に事件と難題が降りかかるジェミシンさんの小説の読解から、『視野を広く持って、「あり得ない」と思ったことが万が一起きた時のために心理的に備えたほうがいい』とも語っておられます。ウクライナ戦争はもちろん、トランプ政権も先が見えるようで見えません。起こらないんじゃないかと思っていたことが次々起こっています。でもこれは序章に過ぎないでしょうね。戦争になるかどうかは別として、足元の字面が動いて大きく世界が変わってしまうだろう時期にわたしたちが生きているのはどうやら確かなようです。
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